Infoseek 楽天

相手選手の股間に蹴り...危険行為連発のドレイモンド・グリーンを「使うべきじゃない」とESPNアナリスト

ニューズウィーク日本版 2024年4月1日 17時40分

<NBAゴールデンステート・ウォリアーズのスター選手だが、今シーズンは試合中に相手選手をチョークホールドしたり顔面を殴ったりする場面も>

NBAゴールデンステート・ウォリアーズのスター選手、ドレイモンド・グリーンがまたもや騒動を起こした。

【動画】股間にキック未遂、顔面パンチ、チョークホールド...グリーンが試合中に起こした数々の問題行為

3月29日、ウォリアーズがシャーロット・ホーネッツを115対97で下した試合で、グリーンはホーネッツのフォワード、グラント・ウィリアムズと終始やり合っていた。複数回にわたってもつれ合った末、ついにグリーンがフラストレーションを爆発させた。

第4クオーター、ウォリアーズが着々と勝利への歩みを進めるなか、ウィリアムズとグリーンがペリメーター(ミドルレンジ)でマッチアップ。ディフェンスのウィリアムズが近すぎると感じたグリーンは、脚を上げてウィリアムズの股間を蹴ろうとしたように見えた。幸いにも急所は外したが、もし命中していたらグリーンは深刻な事態に陥っていたかもしれない。このときの映像をNBA BuzzがXに投稿している。

グリーンとウィリアムズはNBAでも特にフィジカルの強い選手として有名だ。そしてこれは2人にとって初めての事件ではない。

NBAアナリストは放出を提言

2月にもウォリアーズがホーネッツを97対84で破った後、グリーンは記者会見でウィリアムズを非難した。試合終了間際に起きた両チームの選手同士の小競り合いがきっかけだ。グリーンは試合後の記者会見で次のように語っている。

SCUFFLE BREAKS OUT IN DUBS-HORNETS pic.twitter.com/oUlFOM3NoA— Warriors on NBCS (@NBCSWarriors) February 24, 2024

「グラント・ウィリアムズはあれをやめるべきだ」とグリーンは言った。「タフガイのように振る舞うのは彼にとって絶対に間違っている。彼は本当にナイスガイだ。そしてなぜか彼は嫌われ者になろうとしている。はっきり言えるのは、この世界はいつも楽しいわけじゃないということだ。いいときばかりじゃない。よくわからないが彼はそれを理解する必要がある。実際、ダラス(マーベリックス)を去ることになったのはしゃべりすぎたためだ。やりすぎたんだよ。そして今も彼はしゃべりすぎている。もっとスローダウンして、タフガイのように振る舞うのをやめた方がいいだろう」

グリーン自身も、バスケットボールのプレイ以外の問題が山積みだ。

まず今季だけで複数回の出場停止処分を受けている。ミネソタ・ティンバーウルブズのセンター、ルディ・ゴベアをチョークホールドしたこと、フェニックス・サンズのセンター、ユスフ・ヌルキッチの顔を殴ったことなどが原因だ。

3月27日、ウォリアーズがオーランド・マジックを101対93で下した試合で、グリーンは試合開始4分足らずで退場になった。

あるNBAアナリストは、グリーンの言動を理由にウォリアーズにトレードを提言している。別のアナリストからは、グリーンはウォリアーズの文化を「殺している」という意見が出ている。(「オーフル・アナウンシング」のXアカウントによれば、)ESPNのセス・グリーンバーグは慎重に言葉を選ぶことすらしなかった。

「ゴールデンステート・ウォリアーズの王朝について言えば、もう終わっている。終わったんだよ。あのロッカールームで現状をつくったコーチが現状に対する責任を果たすべきだ......あの男(グリーン)を使うべきじゃない。彼は間違いなく、あなたの文化、アイデンティティー、そして、あなたが築き上げたものすべてを殺している」

ウォリアーズは現在、NBAプレイイン・トーナメントの出場権をかけて戦っている。ウォリアーズはグリーンの出場した試合では29勝20敗、出場しなかった試合は11勝14敗と負け越している。

(翻訳:ガリレオ)

ノア・カムラス

この記事の関連ニュース