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「娘を見て!」「ひどい母親」 ケリー・ピケ、自分の「映え」に気を取られ子供を危険にさらしたと非難殺到

ニューズウィーク日本版 2024年6月2日 13時16分

ビリー・シュワブ・ダン
<モデルで、F1王者フェルスタッペンの恋人でもあるケリー・ピケだが、SNSで拡散されている動画の内容について批判を受けている>

F1ドライバー、マックス・フェルスタッペンの恋人が、ネット上で激しく批判を浴びている。自分の娘を、猛スピードで海上を進むモーターボートの隅っこに座らせている動画がアップされたからだ。動画の中では揺れるボートの隅に座った幼い娘を気に掛ける様子も見られず、「落ちそう」「危なすぎる」などの声が上がった。

■【動画】「映え」を優先し、子供を危険に...海外セレブ、SNS動画にバッチリ映った娘への「扱い」に非難殺到

F1の2023年シーズン王者に輝いたフェルスタッペンは、2020年からケリー・ピケと交際している。ケリーは、3度のF1世界チャンピオンに輝いたネルソン・ピケの娘だ。2人が関係を公にする前、ケリーは、F1ドライバーのダニール・クビアトと交際していたことがあり、2019年にはペネロペという娘が生まれている。

ケリーは、レースに頻繁に足を運んでフェルスタッペンを応援している。フェルスタッペンは以前、恋人ケリーの娘ペネロペとはいい関係にあると明かしていた。

ケリーが今回、ネット上で手厳しい批判にさらされることになったのは、ケリーとフェルスタッペン、友人らが、海の上を猛スピードで進むボートに乗っている様子を映した動画が公開されたからだ。ケリーは、フェルスタッペンと友人女性の間に座っているが、娘のペネロペは、母親の隣ではなく、ボート後方の隅に座っている。

「娘がボートから落ちそうなのに動画づくりに夢中」

5月27日にこの動画をTikTokに投稿したのは、@povkellypiqeueという、ケリーを批判する動画ばかりを投稿するアカウントだ。この動画には、次のような文章が書かれている。「P(ペネロペ)がボートから落ちそうなのに、彼女(ケリー)はマックスのほうばかりを見て、コンテンツづくりに夢中だ。マックスともう1人の女性がPの安全を確認しているのがせめてもの救い(顔をしかめる絵文字)」

動画を見る人の怒りをかきたてるようなキャプションも添えられている。「TikTokはこの動画をすぐさま削除したけれど、また投稿するよ。自分の娘をよくもこれだけ気にせずにいられるね。母親になりたいと思っているのになれない女性たちのことを思うと、気分が悪くなる。子どもがいるのを当たり前だと考える人がいるけど、ケリーもその1人だね」

本誌は5月28日、ケリー・ピケにコメントを求めるメールを送った。

この動画はのちに、@graziericciardoによってX(旧ツイッター)にも投稿された。次のようなキャプションがついている。「ひどい(泣き顔の絵文字)。なんでPがボートの隅っこに座ってるの?すごく危ないのに。少なくとも、K(ケリー)とマックスのあいだに座るべきだった」。表示回数は212万回に上っている。

動画を見たあるXユーザーは、こうコメントした。「これは危険すぎるでしょ。たとえ本人がそこに座りたいと言ったのだとしても、せめて保護者が『しっかり押さえて』いるべき」「本当に、幼い女の子が今にも投げ出されてしまいそうに見える」というコメントもある。「女の子が必死にしがみついている」というコメントも寄せられた。

娘が座っているのは「最も安全な場所」と擁護の声も

一方で、ケリーをかばい、ペネロペが座っているのは、実際には最も安全な場所なのだと説明するユーザーもいた。

「ペネロペがいる場所は、安定して座っていられるところだ。両側には大人がいる。彼女はとても幼いころからボートに乗っている。ほんの数秒の動画を見ただけで、すぐさまケリーを悪い母親呼ばわりし、ヘアスタイルのことしか考えてないとか言っている。ペネロペは彼女の子どもなんだし、危険な目に遭わせたりはしないよ」と、あるXユーザーはコメントした。

「(批判している人は)みんな、ボートに乗ったことが一度もないに違いない。危険ではないし、ペネロペは、いまにも外に放り出されそうな状態ではない。ひとつだけ同意できるのは、ペネロペを含め、全員がライフジャケットを着るべきってことだ」というコメントもあった。

「はっきり言うと、たとえペネロペがマックスの近くに座っていたとしても、放り出されるときは放り出される。ボートの隅はつかまりやすい場所でもある。横揺れに備えなくていいからだ」「(ペネロペが座っている位置は、)ボートの中で一番揺れないところ。彼女にとってはいちばん安全な場所だ」という意見もあった。

フェルスタッペンは以前、タイム誌に対し、ペネロペとはうまくやっていると語っていた。それと同時に、自分はペネロペの父親役を引き受けるつもりはないという考えも明かしている。

「自分はペネロペの父親ではないし、父親になるつもりもない。つねに優先すべきは、ペネロペが本当の父親と、いい関係でいられることだ」「けれども、自宅にいるときは、毎日ペネロペと一緒だ。僕たちはとても仲がいいんだ。ペネロペはとてもかわいいよ」
(翻訳:ガリレオ)


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