アンナ・コマンダー
<米フロリダ州のビーチで3人が同じ日にサメに襲われたが、同じビーチでジェットスキーにオオメジロザメが突撃する様子が撮影された>
「攻撃的な」サメが、男性の乗っているジェットスキーに繰り返し激突して揺さぶってきたり、周りをぐるぐる泳ぎ回ったりする恐ろしい様子を映した動画がSNS上で公開されて話題になっている。場所は、米フロリダ州北西部の入江パンハンドルの沖だ。
■【動画】大型のサメが水上スキーに突進、何度も「体当たり」してくる恐怖映像...3人が襲われ重傷を負ったビーチで
この動画をフェイスブックに投稿したアンドリュー・キャディによれば、サメに遭遇したのは、フロリダ州ウォルトン郡のグレイトン・ビーチ沖だ。「グレイトン・ビーチの沖でジェットスキーに乗っていると、攻撃的なオオメジロザメが現れて、何度も激突された。#30a #shark #sharkattack」
この動画は、6月12日夜(現地時間)の時点で1000件以上のコメントが寄せられ、約2000回シェアされている。キャディは、動画投稿に続くコメントで、ウォルトン郡保安官事務所に通報したと明かし、サメが攻撃的な様子を見せていたのは、海水浴客がいるところから300メートルほどの場所だったと述べた。
本誌は、フェイスブックを通じてキャディに連絡を取り、6月12日夜(現地時間)にはサウス・ウォルトン消防署にメールを送った。
キャディの動画を見ると、ジェットスキーの横を泳いでいた1匹のサメが、直接向かってきたあと、向きを変え、水しぶきをあげている。動画の最後では、海面から飛び上がっている。
キャディは、米メディア「インサイド・エディション」に対し、「1日で3人が襲撃を受けたという報道があってからわずか数日後に、攻撃的なオオメジロザメに遭遇したので、少し動揺した」と語った。「乗っていたジェットスキーの後部めがけて、海面から飛び出して体当たりしてきた」
海水浴客が次々にサメに襲われ腹部や腕に重傷を負った
ウォルトン郡では6月7日、海水浴客が次々とサメに襲われ、騒然とした。こうした事態を受け、ウォルトン郡当局は、周辺の海への立ち入りを禁止した。
最初の襲撃は6月7日午後1時20分ごろ、同州北西部のウォーターサウンド・ビーチで起きた。サメに襲われたのはエリザベス・フォーリー(45歳)で、腹部に「重度の傷」を負ったほか、左前腕を失った。サウス・ウォルトン消防署のライアン・クロフォード署長によると、フォーリーは当日、予断を許さない状態だったという。
米メディア「WTVR」によると、フォーリーの夫は6月9日の取材で、「(妻は)何とか持ちこたえており、とても前向きに治療を受けている」と語っている。
2度目の襲撃は、同じく6月7日の午後2時56分ころに起きた。襲われたのは10代女性2人で、シークレスト・ビーチに近い海岸で、腰ぐらいまでの深さで泳いでいたときだった。クロフォード署長によれば、ルル・グリビン(15歳)は上肢と下肢に「重傷」を負い、「予断を許さない状態」で重症外傷センターに運び込まれた。もう1人の被害者は左下肢に軽傷を負ったが、6月7日の時点では容態が安定している。
左手をサメに嚙みちぎられ、右脚も切断を余儀なくされた
ルルの母親アン・ブレア・グリビンは6月9日、入院患者やその家族の支援ネットワーク構築を手助けするウェブサイト「CaringBridge」に投稿し、「娘は、左手をサメに噛みちぎられ、右脚は膝と腰のあいだの中間で切断しなければならなかった」と明かした。
母親はこう続けた。「娘は、体内の血液の3分の2ほどを失った。もちろん、自分の子どもがこのような目に遭うことは誰も望まないが、幸い娘は生きている。土曜日(6月8日)には、予定されていた手術を受けることなく、バイタルサインは担当の医師や看護師が望んだ状態になった。とても順調に回復し、人工呼吸器のチューブを外し、自力で呼吸ができるようになった。これが大きな第一歩だった。落ち着いたときに娘が発した第一声は、『わたし、乗り越えた』だった。本当に、娘は乗り越えた」
ウォルトン郡保安官事務所は6月8日、フェイスブックに投稿し、今回の襲撃を受けて、当局が一帯を監視していると述べた。「ウォルトン郡で発生したサメ襲撃を受けて、海浜部隊が海岸線を監視している」
保安官事務所は、さらにこう続けた。「保安係員たちが今朝、サンタ・ローザ・ビーチ地区を走るサウス・カウンティ・ハイウェイ395号線の東で、ボートの上から、体長4.2メートルほどのシュモクザメ1匹を目撃した。これは決して珍しいことではない。繰り返すが、サメは湾内につねに生息している。海水浴客は泳ぐ際、用心を欠かさず、絶えず周囲に目を光らせなくてはならない」
(翻訳:ガリレオ)
<米フロリダ州のビーチで3人が同じ日にサメに襲われたが、同じビーチでジェットスキーにオオメジロザメが突撃する様子が撮影された>
「攻撃的な」サメが、男性の乗っているジェットスキーに繰り返し激突して揺さぶってきたり、周りをぐるぐる泳ぎ回ったりする恐ろしい様子を映した動画がSNS上で公開されて話題になっている。場所は、米フロリダ州北西部の入江パンハンドルの沖だ。
■【動画】大型のサメが水上スキーに突進、何度も「体当たり」してくる恐怖映像...3人が襲われ重傷を負ったビーチで
この動画をフェイスブックに投稿したアンドリュー・キャディによれば、サメに遭遇したのは、フロリダ州ウォルトン郡のグレイトン・ビーチ沖だ。「グレイトン・ビーチの沖でジェットスキーに乗っていると、攻撃的なオオメジロザメが現れて、何度も激突された。#30a #shark #sharkattack」
この動画は、6月12日夜(現地時間)の時点で1000件以上のコメントが寄せられ、約2000回シェアされている。キャディは、動画投稿に続くコメントで、ウォルトン郡保安官事務所に通報したと明かし、サメが攻撃的な様子を見せていたのは、海水浴客がいるところから300メートルほどの場所だったと述べた。
本誌は、フェイスブックを通じてキャディに連絡を取り、6月12日夜(現地時間)にはサウス・ウォルトン消防署にメールを送った。
キャディの動画を見ると、ジェットスキーの横を泳いでいた1匹のサメが、直接向かってきたあと、向きを変え、水しぶきをあげている。動画の最後では、海面から飛び上がっている。
キャディは、米メディア「インサイド・エディション」に対し、「1日で3人が襲撃を受けたという報道があってからわずか数日後に、攻撃的なオオメジロザメに遭遇したので、少し動揺した」と語った。「乗っていたジェットスキーの後部めがけて、海面から飛び出して体当たりしてきた」
海水浴客が次々にサメに襲われ腹部や腕に重傷を負った
ウォルトン郡では6月7日、海水浴客が次々とサメに襲われ、騒然とした。こうした事態を受け、ウォルトン郡当局は、周辺の海への立ち入りを禁止した。
最初の襲撃は6月7日午後1時20分ごろ、同州北西部のウォーターサウンド・ビーチで起きた。サメに襲われたのはエリザベス・フォーリー(45歳)で、腹部に「重度の傷」を負ったほか、左前腕を失った。サウス・ウォルトン消防署のライアン・クロフォード署長によると、フォーリーは当日、予断を許さない状態だったという。
米メディア「WTVR」によると、フォーリーの夫は6月9日の取材で、「(妻は)何とか持ちこたえており、とても前向きに治療を受けている」と語っている。
2度目の襲撃は、同じく6月7日の午後2時56分ころに起きた。襲われたのは10代女性2人で、シークレスト・ビーチに近い海岸で、腰ぐらいまでの深さで泳いでいたときだった。クロフォード署長によれば、ルル・グリビン(15歳)は上肢と下肢に「重傷」を負い、「予断を許さない状態」で重症外傷センターに運び込まれた。もう1人の被害者は左下肢に軽傷を負ったが、6月7日の時点では容態が安定している。
左手をサメに嚙みちぎられ、右脚も切断を余儀なくされた
ルルの母親アン・ブレア・グリビンは6月9日、入院患者やその家族の支援ネットワーク構築を手助けするウェブサイト「CaringBridge」に投稿し、「娘は、左手をサメに噛みちぎられ、右脚は膝と腰のあいだの中間で切断しなければならなかった」と明かした。
母親はこう続けた。「娘は、体内の血液の3分の2ほどを失った。もちろん、自分の子どもがこのような目に遭うことは誰も望まないが、幸い娘は生きている。土曜日(6月8日)には、予定されていた手術を受けることなく、バイタルサインは担当の医師や看護師が望んだ状態になった。とても順調に回復し、人工呼吸器のチューブを外し、自力で呼吸ができるようになった。これが大きな第一歩だった。落ち着いたときに娘が発した第一声は、『わたし、乗り越えた』だった。本当に、娘は乗り越えた」
ウォルトン郡保安官事務所は6月8日、フェイスブックに投稿し、今回の襲撃を受けて、当局が一帯を監視していると述べた。「ウォルトン郡で発生したサメ襲撃を受けて、海浜部隊が海岸線を監視している」
保安官事務所は、さらにこう続けた。「保安係員たちが今朝、サンタ・ローザ・ビーチ地区を走るサウス・カウンティ・ハイウェイ395号線の東で、ボートの上から、体長4.2メートルほどのシュモクザメ1匹を目撃した。これは決して珍しいことではない。繰り返すが、サメは湾内につねに生息している。海水浴客は泳ぐ際、用心を欠かさず、絶えず周囲に目を光らせなくてはならない」
(翻訳:ガリレオ)