Infoseek 楽天

いま「貯金はNG」なワケ...資産運用や仕事に効く「イチオシのビジネス書」を一挙紹介

ニューズウィーク日本版 2024年6月26日 17時27分

flier編集部
<本の要約サービスflierが新刊の中から話題の本をピックアップし、それぞれのおすすめポイントを「本の作り手」が紹介>

毎月びっくりするほどの数の新刊が発売されていて、「どの本を選んだらいいかわからない......」と感じたことはありませんか? 「もうひと推しあったら買うかも」と思うような、本屋さんでよく見かける本もあるはず。1日1要約を提供しているフライヤーでも、残念ながらすべての新刊を紹介しきれません......。そこで、そんなラインナップのなかから、書店やネットなどで話題となっている本をピックアップして、「推しポイント」をまとめてみました! きっと「あなた好みの1冊」が見つかるはずです。

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(こちらとこちらとこちらとこちらから)です。

スポーツ愛好家必読! これで最強の身体能力が手に入る

『最強の身体能力 プロが実践する脱力スキルの鍛え方』
 著者:中野崇
 出版社:かんき出版

これまでいろいろな筋トレを試してみたものの、思ったとおりのパフォーマンスが発揮できない、ケガや不調を繰り返す、といったことで悩んだ経験がありませんか?

実は、「鍛える系」のカリキュラムが必ずしもパフォーマンスの向上を約束するわけではありません。スポーツで結果を出すために最も重要なのは、「脱力」の能力とそのためのトレーニングです。

なぜなら、本番でパフォーマンスを発揮できなかったり、ケガをしたりするのは、身体の緊張、つまり「力み」が強く関係するからです。

本書では、あらゆる競技に役立つ「脱力スキル」の身につけ方と「脱力トレーニング」の方法を紹介しています。実践動画つきなので、ぜひ一緒にやってみてください。

(かんき出版 編集担当者)

良いアイデア&企画は、「良いコンセプト」から生まれる

『コンセプト・センス
 正解のない時代の答えのつくりかた』
 著者:吉田将英
 出版社:WAVE出版

「来週までに何かアイデア(企画)を考えてきて」と上司やクライアントに言われたものの、まったく思い浮かばず苦悩・悶絶──そんな経験は誰にもあるはず。実は、こんな時はアイデアや企画よりも先に「コンセプト」という「骨組み」を考えるべきなのです。

コンセプトとは「新しい価値の提案」です。よく知られている代表例は「会いに行けるアイドル」。コンセプトが基点となることで初めて様々なアイデアや企画が生まれるのです。

では、どうすればコンセプトを生み出せるのでしょうか?

本書では、誰もが簡単に使えるフレームワーク(コンセプト構文、BIV-Cメソッド、コンセプト曼荼羅など)を、たくさんの事例とともに解説します。クリエイター、プランナー、企業の企画職の方におすすめの1冊です。

(WAVE出版 外部協力編集者 貝瀬裕一)

「人生は無常である」─この考え方ですべてうまくいく!

『達観するヒント
 もっと「気楽にかまえる」92のコツ』
 著者:名取芳彦
 出版社:三笠書房

この本に書かれている「変わらないものなど、何一つない」という仏教の考え方は、シンプルだけど、とても深い。実際この本を読んでから私は、「変わること」を前向きに捉えられるようになり、人間関係や健康面などにおける不安やイライラがなくなりました。

「達観」や「無常」という言葉から少し堅い本なのかなと思っていましたが、全然そんなことはなく、スラスラと読めて、どれも腑に落ちる内容ばかりです。

本書では、「無常」をキーワードに、毎日をもっと気楽に、穏やかに、そして賢く生きるためのヒントがたくさん紹介されています。「変化」の激しい現代だからこそ、ぜひ手に取ってほしい一冊です!

(三笠書房 編集本部 沢村亮太)

応援者が増える! ビジネススキルとしての「相談」とは?

『相談する力
 一人の限界を超えるビジネススキル』
 著者:山中哲男
 出版社:海士の風

2025年大阪・関西万博に向けて経産省、内閣官房、博覧会協会と連携して発足した「事業化支援プロジェクトチーム」のサブリーダーを務める山中哲男さんが、自身の20年以上の実業家としての経験に基づき、「相談」をキーワードにした実践ノウハウを記した。

山中さんは、丸亀製麺の海外1号店となるハワイ・ワイキキ店の進出サポート。淡路島の西海岸エリア開発ではゼロから年間40万人が訪れる人気スポットに変貌させた立役者だ。

本書では人生の可能性を拓き、成果を出してきた最大のスキルを「相談」と位置づけ、一般的な “報連相” の概念を覆す。相談のタイミングを予防相談、対処相談、種まき相談と分類し、相談相手の選び方や何を伝えると応援者が増えるのかについても解説している。

(海士の風 出版プロデューサー 長島威年)

AppleやP&Gも実践! 本当に結果が出る会議の極意とは

『【新版】すごい会議 短期間で会社が劇的に変わる!』
 著者:大橋禅太郎
 出版社:大和書房

「従来型の会議の95%は単なるコメントの交換」と喝破するのが、本書の著者・大橋禅太郎氏。そこで氏が紹介するのが、自らの体験をベースにした「すごい会議」という会議メソッドです。本書前半は、氏の起業ストーリーが語られ、読者はビジネスのヒントを楽しく読むことができます。後半からは「すごい会議」を導入して行き詰った会社がどう変わっていくかが語られます。

「紙に書いてから発表する」「時間を守る」など、一見変哲のないメソッドですが、なぜそれで変化が起きるのかロジカルに書かれており、誰でもすぐに真似して結果を出せます。会議を無駄と感じている人にこそ読んでほしい1冊です。

(大和書房 編集部 出口翔)

2040年には働き手が1100万人不足する―衝撃の未来予測!!

『「働き手不足1100万人」の衝撃』
 著者:古屋星斗、リクルートワークス研究所
 出版社:プレジデント社

2040年には働き手が1100万人足りなくなる──。

2023年3月にリクルートワークス研究所が発表し、テレビ、新聞、ネットで数多く取り上げられ、大きな反響を呼んだ未来予測シミュレーションの待望の書籍化。

これからの人手不足は単なる雇用の問題ではありません。「宅配便の遅延が当たり前になる」「救急車を呼んでも来ない」「生活道路が穴だらけ」など、私たちがこれまで当たり前に享受してきたあらゆる「生活維持サービス」が消滅する可能性があるのです。

そんな「危機の時代」を、まったく新しい豊かな社会に変えるための衝撃の未来予測。

(プレジデント社 書籍編集部 工藤隆宏)

SNSで「いいなあ」と思ったら読む本

『知名度の上げ方
 1年で10,000人のファンをつくる法則』
 著者:竹内亢一
 出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

「この人、こんなことも始めたのか......。あの会社、どんどん有名になっているな......。いいなあ」

SNSを見ていて、そう思ったことありますよね。

知名度の上げ方、知りたくないですか?

「令和の虎CHANNEL」「wakatte.TV」などYouTubeの人気チャンネルを数多く手がける動画のスペシャリスト・竹内亢一さんが、動画とSNSで知名度を上げるノウハウを教えます。

エンタメにこだわる竹内さんらしい、楽しい本になりました!

もし、「有名になりたい」という気持ちが少しでもある方なら、ぜひこの本を読んでみてください。

(クロスメディア・パブリッシング 編集担当)

子供は「特性」に合った育て方でぐんぐん伸びていく!

『THE CHILD CODE 「遺伝が9割」そして、親にできること
 わが子の「特性」を見抜いて、伸ばす』
 著者:ダニエル・ディック
 監修:竹内薫
 翻訳:竹内薫
 出版社:三笠書房

「行動遺伝学×発達心理学」の最新科学の知見からわかった「わが子にぴったりの子育て法」とは? 内向性・外向性、情動性、自制心など、子供の気質に応じた「親の関わり方」がわかる1冊です。

あなたの子供に合った「学習スタイル」、社会性を育む「親子の会話」のコツ、親の心を平穏に保つ方法、自分の強みを自覚させるには、「できるはず」なのに「やらない」のはなぜか......など、すぐに試してみたくなる実践法が満載。

勉強も、やる気も、人間性も......「うちの子って、どうしてこうなの!?」と、これまで一度でも思ったことのある方は、必読です!

(三笠書房 編集部)

政治・社会の疑問が「ゲーム理論」で分かる!

『この社会の「なぜ?」をときあかせ!
 謎解きゲーム理論(未来のわたしにタネをまこう)』
 著者:浅古泰史
 出版社:大和書房

政治を見ればパーティ券問題、独裁者プーチンによるウクライナ侵攻はいまだ終結を見ず、SDGsが叫ばれても環境破壊は留まるところを知らない──なぜ、誰もが悪いとわかっていることが繰り返されるのか? その謎を解くカギが、 “ゲーム理論” にあります。

「国民のために、政府に行動してもらうにはどうしたらいいか」「優れた独裁者が生まれることはありうるか」「環境破壊はなぜ止められないのか」、本書では「相手の気持ち」になりながら、政治や社会の「なぜ?」を次々と解き明かしていきます。

各章の冒頭には、内容と連動するオリジナルのミステリー小説を配置。謎解きを楽しみながら、いつの間にかニュースもぐっと面白くなる一冊です。

(大和書房 編集部 出来幸介)

Canvaでバナーやプレゼン資料がおしゃれになる!

『アプリ1つでパパッとおしゃれにデザイン
 Canva Design Book』
 著者:ingectar-e
 出版社:インプレス

デザイナーじゃないのに、プレゼン資料やバナーなど、デザインをすることが増えてきたけど、ダサくなってしまう......。そんな人でもデザインツール「Canva」を使えば、パパッとおしゃれにデザインできます!

「Canva」にはデザイン制作に必要なフォント・イラスト・写真・テンプレートが提供されているので、この本に書いてある基本操作とデザインのアイデアレシピを知っておけば、専門知識がなくても様々なジャンルの資料やバナー、画像などが作れます。この本があれば、デザインにもう悩むことはありません!

(株式会社インプレス ビジュアル&ライフ編集部 うえだ)

「最初の一言」を意識すると、仕事が劇的にはかどる!

『3秒で伝える
 コンサルが使う[シンプルな言葉で相手を動かす]会話術』
 著者:しゅうマナビジネス
 出版社:扶桑社

大事なプレゼンや報告。一生懸命に話したが、相手は全然ピンときていない......。そんな経験はありませんか? 実は、相手はあなたが思うほど話を聞いていません。マイクロソフト社の研究チームによる「現代人の集中力は8秒しかもたない」という研究結果があるほど、現代人は集中して話を聞くのが苦手なのです。

だからこそ「最初に何を伝えるか」はとても重要。著者である現役コンサルのしゅう氏は「3秒しかないならどう伝えるか?」と常に意識しているそうです。そう意識することで最初の一言が研ぎ澄まされ、相手が「続きを聞こう」という姿勢に変わるからです。重要なことを端的に伝えるためにコンサルが駆使する技術の数々を、ぜひご覧ください。

(扶桑社)

オバマの名台詞は「Yes,we can」だけじゃなかった!

『バラク・オバマの生声
 本人自らの発言だからこそ見える真実』
 編集:リサ・ロガク
 翻訳:三宅智子
 出版社:文響社

2008年のアメリカ大統領選で時の人となった、バラク・オバマ氏。

力強い演説で人々の心を動かし、「アフリカ系アメリカ人初の大統領」にまでなったエネルギッシュな人物ですが、実は彼自身もまた「ケニア人の父」と「アメリカ人の母」の間に生まれ、自分のアイデンティティについて深く悩んで生きていたことはご存知でしょうか?

本書籍ではそのような彼の生い立ちを感じ取れる言葉から、ウィットやユーモアに富んだジョークまでをたっぷり収録しました。

派閥やカテゴリから脱却し、ただひとりの「バラク・オバマ」として、革新的な提言をし続けた彼の言葉は、私たちの凝り固まった心や脳をふっと和らげてくれることでしょう。

(文響社 編集部 麻生麗子)

和牛が「世界に誇るブランド品」になる日も近い!?

『肉ビジネス
 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める肉の教養』
 著者:小池克臣
 出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

「国産牛と和牛の違い」「性別による味わいの違い」「牛肉のセリで行われていること」「肉の冷凍技術の進化」「焼肉における本当の希少部位」「海外で和牛が好まれる理由」など、明日からの仕事や雑談に使える「教養としての肉」のコンテンツを詰め込んだ1冊です。

著者は年間300日和牛を食べる「肉バカ」を名乗り、普段は会社員として働きながら、InstagramやYouTubeを中心に和牛の魅力を発信している小池克臣氏です。

また、和牛をこよなく愛する小池氏が厳選する「ステーキ店・焼肉店15選」を掲載。本書を読めば、楽しく教養を身につけながら、おいしい肉との出会いもきっとあるはずです。

(クロスメディア・パブリッシング 編集部 宮藤大樹)

やめられない、ついやっちゃう......人の行動の謎を解明!

『世界最先端の研究が教える新事実
 行動経済学BEST100』
 著者:橋本之克
 出版社:総合法令出版

「推しのために」・「あの人が好きだから」という理由で、 “推し” のグッズをついつい買ってしまったりしませんか?

計画的なお金の使い方ばかりではない、そんな人の不合理な行動&経済活動を研究して明らかにしているのが、今注目の行動経済学です。

本書には行動経済学の研究・実験結果と、それを元にマーケティング・ビジネス、行政施策に活かされた人の行動を促す実例などを100のエピソードでご紹介します!

マーケティング&ブランディングディレクターである著者の橋本之克氏が、100あまりのエピソードと共に、より良い意思決定と行動の為の方法をやさしく解説します。

(総合法令出版 編集部 編集担当)

インフレの今、貯蓄はNGです!

『知らなきゃ損! インフレってなに?』
 著者:横川由理
 出版社:自由国民社

長くデフレだった日本。貯蓄をすれば、資産は増えていきました。デフレ=お金の価値が高いため、商品やサービスの価格が安かったのです。

しかし現在、世界的なインフレモードに突入。商品やサービスの価格が上がり、お金の価値は下がりました。貯蓄しても、資産価値は低くなります。そこで資産運用を行いたいと考える人が増えています。

ただ、資産運用を学んでいない日本人は、どうすればいいのかわからない人が多いのが実状です。

本書では、FPである著者とその飼い猫が会話形式でインフレ下における資産運用について話をすすめていきます。

世界一わかりやすく解説したので、是非ご覧ください。

(自由国民社 編集部 三田智朗)

初心者が「本当に」知っておくべきことを詰め込みました

『新NISA対応版
 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』
 著者:森永康平
 出版社:あさ出版

新NISAスタート! 日経平均4万円超!

この波に乗り遅れまいと投資を始める人が増えています。

ただ、とりあえず始めてみたいが、イマイチ自信が持てない......。

といった人も少なくありません。そこで本書の登場です。

本書は森永卓郎さんの息子さんで、経済アナリストの森永康平さんが書いた1冊。

入門書なので、やさしく始め方を紹介しているのはもちろんですが、他の本と違うところは、投資家として必要なメンタルや心構えの記述が多いところ。なぜなら、安全に資産を築くには、そこが一番大切だからです。

大事なお金を投資に使うなら「やるべきこと」「買うべきもの」「必要なメンタル」が詰まった本書をぜひご一読ください!

(あさ出版編集部 財津勝幸)

3つの層に分かれた世界でどう生きていけばいいか?

『3つの世界
 キャピタリズム、ヴァーチャリズム、シェアリズムで賢く生き抜くための生存戦略』
 著者:山口揚平
 出版社:プレジデント社

今の社会というのは、以下の3つの世界で構成されていると著者は言います。

お金によって突き動かされるキャピタリズム(資本主義世界)、世界中に張り巡らされたネットワーク上をデータが駆け巡り構築されたヴァーチャリズム(仮想現実社会)、土地に根ざして自然のリズムで人々が協力して生活するシェアリズム(共和主義世界)です。

これらの仕組みを理解しておけば、激変する社会においても「稼ぐ・貢献する・生活する」方針を見定めることができます。

(プレジデント書籍編集部 渡邉 崇)

小さなお店・会社が「応援の力」を味方にする理由

『愛され続ける会社から学ぶ 応援ブランディング』
 著者:渡部直樹
 出版社:同文舘出版

本書ではたくさんの愛されるお店・会社が出てきます。そのエピソードからは、業種は違えど、商品やサービスに対する想いをリアルに感じることができます。それらのお店・会社が支持される秘訣にはお客様からの「応援」がありました。著者は「応援の力」をクラウドファンディングで実感して以降、小さなお店・会社にこそ「応援の力」が必要だと確信し、そのためのブランディングメソッドを伝え続けています。

多種多様なエピソードもさることながら、ブランディングのステップを網羅的・体系的にわかりやすく解説しているのも本書の特徴。328ページというボリュームはすぐに読み切れるものではありませんが、ブランディングも同じ。すぐにできるものではなく、じっくりと時間をかけて着実につくるものだからこそ、ブランドの価値が生まれるのだと実感できる1冊です。

(同文舘出版株式会社 ビジネス書編集部 津川雅代)

◇ ◇ ◇

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。



この記事の関連ニュース