テオ・バーマン
<ロバート・ケネディJr.の息子がリークした動画には、銃撃を受けた後に行われたバイデンとの「電話会談」の様子を語るトランプの声が>
ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きた後、トランプとジョー・バイデン大統領が電話で語った内容が、無所属で大統領選挙に出馬しているロバート・ケネディJr.の息子によって7月16日にリークされた。
【動画】リークされたトランプとロバート・ケネディJr.の電話音声
「ボビー」の愛称で知られる息子のロバート・F・ケネディ3世がX(旧ツイッター)に投稿したのは、14日に父親がトランプと電話する様子を捉えたとする動画。トランプは電話の中で、耳を撃たれた13日のペンシルベニア州での集会の後、バイデンが電話で語った内容に言及している。
トランプは動画の中で、銃撃後、バイデンは自分に対して「とても親切」で、耳を撃たれたときにどう感じたか尋ねられたと話している。
トランプはこう言った。「とても興味深いことに、彼は実際とても親切だった。電話をかけてきて『なぜ右に動こうと思ったんだ?!』と質問してきた。なぜなら(あのとき)私は真っすぐ前を見ていたから」
「私は『ちょうどグラフを示そうとしていたんだ』と答えたが、そのグラフがこの国に流入している移民たちのグラフだとは、彼には言わなかったよ。私は単に、グラフを示すために頭をちょっと回したんだ。そのとき、それが私を揺さぶった。世界最大の蚊のように感じられたが、弾丸がかすめたんだ」
「AR-15か何かだと言われた。かなり強力な銃だ。そうだろう?」
ニューズウィークはバイデン・トランプ両陣営にメールでコメントを求めている。
ボビー・ケネディは投稿後すぐに動画を削除したが、すでに何千回も共有されていた。以降、この動画は、ほかのXユーザーによって次々とアップロードされている。
動画のキャプションを見る限り、ボビーがこの動画を共有したのは、子供のワクチン接種に対するトランプの考えを示すためだったようだ。
このリークの直後、ロバート・ケネディJr.は、トランプに謝罪する声明を発表した。
「トランプ大統領から電話があったとき、私はうちの映像作家(編集部注:息子のボビー・ケネディ3世は映画監督)と収録しているところだった。すぐに録画をやめるよう指示するべきだった。これが投稿されたことを面目なく思っている。申し訳なかった」
トーマス・マシュー・クルックスがトランプを狙撃し、集会の聴衆1人が死亡、2人が負傷して以降、バイデンは政治的暴力を非難する声明を複数発表している。
バイデンはまた、これまで選挙運動で民間の警備を使っていたロバート・ケネディJr.に対して、シークレットサービスによる警護を付けることを認めた。
ロバート・ケネディJr.の父であるロバート・F・ケネディ(RFK)元司法長官は、1968年の大統領選挙で民主党の予備選挙を戦っていたとき、銃撃を受けて死亡している。RFKは民主党の大統領候補になると広く予想されていた。
米国土安全保障省のアレハンドロ・マヨルカス長官は15日、ホワイトハウスで行われた記者会見で「週末の事件を踏まえて、大統領は私にシークレットサービスと連携してロバート・ケネディJr.を警護するよう指示した」と述べた。
トランプは自身の立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」で「ケネディ家の歴史を考えれば、これは明らかに正しいことだ!」と述べ、警護強化への支持を表明した。
本誌は7月第2週、米国の情報公開法にのっとり、約800ページに及ぶ文書の一部を閲覧した。それはケネディ家を標的にした脅迫や暴言34件の詳細が記された文書だ。
(翻訳:ガリレオ)
JUST IN -- After the assassination attempt, Trump called RFK Jr. to discuss vaccine injuries and how they talked about this a long time ago. Trump also mentioned Biden's insensitive question about he knew to turn his head when the bullet hit. The entire conversation was recorded... pic.twitter.com/lDKMvqzado— Dr. Simon Goddek (@goddeketal) July 16, 2024
<ロバート・ケネディJr.の息子がリークした動画には、銃撃を受けた後に行われたバイデンとの「電話会談」の様子を語るトランプの声が>
ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きた後、トランプとジョー・バイデン大統領が電話で語った内容が、無所属で大統領選挙に出馬しているロバート・ケネディJr.の息子によって7月16日にリークされた。
【動画】リークされたトランプとロバート・ケネディJr.の電話音声
「ボビー」の愛称で知られる息子のロバート・F・ケネディ3世がX(旧ツイッター)に投稿したのは、14日に父親がトランプと電話する様子を捉えたとする動画。トランプは電話の中で、耳を撃たれた13日のペンシルベニア州での集会の後、バイデンが電話で語った内容に言及している。
トランプは動画の中で、銃撃後、バイデンは自分に対して「とても親切」で、耳を撃たれたときにどう感じたか尋ねられたと話している。
トランプはこう言った。「とても興味深いことに、彼は実際とても親切だった。電話をかけてきて『なぜ右に動こうと思ったんだ?!』と質問してきた。なぜなら(あのとき)私は真っすぐ前を見ていたから」
「私は『ちょうどグラフを示そうとしていたんだ』と答えたが、そのグラフがこの国に流入している移民たちのグラフだとは、彼には言わなかったよ。私は単に、グラフを示すために頭をちょっと回したんだ。そのとき、それが私を揺さぶった。世界最大の蚊のように感じられたが、弾丸がかすめたんだ」
「AR-15か何かだと言われた。かなり強力な銃だ。そうだろう?」
ニューズウィークはバイデン・トランプ両陣営にメールでコメントを求めている。
ボビー・ケネディは投稿後すぐに動画を削除したが、すでに何千回も共有されていた。以降、この動画は、ほかのXユーザーによって次々とアップロードされている。
動画のキャプションを見る限り、ボビーがこの動画を共有したのは、子供のワクチン接種に対するトランプの考えを示すためだったようだ。
このリークの直後、ロバート・ケネディJr.は、トランプに謝罪する声明を発表した。
「トランプ大統領から電話があったとき、私はうちの映像作家(編集部注:息子のボビー・ケネディ3世は映画監督)と収録しているところだった。すぐに録画をやめるよう指示するべきだった。これが投稿されたことを面目なく思っている。申し訳なかった」
トーマス・マシュー・クルックスがトランプを狙撃し、集会の聴衆1人が死亡、2人が負傷して以降、バイデンは政治的暴力を非難する声明を複数発表している。
バイデンはまた、これまで選挙運動で民間の警備を使っていたロバート・ケネディJr.に対して、シークレットサービスによる警護を付けることを認めた。
ロバート・ケネディJr.の父であるロバート・F・ケネディ(RFK)元司法長官は、1968年の大統領選挙で民主党の予備選挙を戦っていたとき、銃撃を受けて死亡している。RFKは民主党の大統領候補になると広く予想されていた。
米国土安全保障省のアレハンドロ・マヨルカス長官は15日、ホワイトハウスで行われた記者会見で「週末の事件を踏まえて、大統領は私にシークレットサービスと連携してロバート・ケネディJr.を警護するよう指示した」と述べた。
トランプは自身の立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」で「ケネディ家の歴史を考えれば、これは明らかに正しいことだ!」と述べ、警護強化への支持を表明した。
本誌は7月第2週、米国の情報公開法にのっとり、約800ページに及ぶ文書の一部を閲覧した。それはケネディ家を標的にした脅迫や暴言34件の詳細が記された文書だ。
(翻訳:ガリレオ)
JUST IN -- After the assassination attempt, Trump called RFK Jr. to discuss vaccine injuries and how they talked about this a long time ago. Trump also mentioned Biden's insensitive question about he knew to turn his head when the bullet hit. The entire conversation was recorded... pic.twitter.com/lDKMvqzado— Dr. Simon Goddek (@goddeketal) July 16, 2024