ダニエラ・グレイ
<幼い子供に出産シーンを見せることについて、「自分もそうしたい」という声が上がった一方で、「人生最初の記憶になる」と否定的な意見を述べる人も>
自分の弟が生まれる瞬間に立ち会うのは、子供にとって「素晴らしい経験」と言えるだろうか? 母親が出産する瞬間を目のあたりにした1歳児の反応がSNSにアップされ、その様子を見た人たちから賛否両論の声が上がっている。これを「すごくキュートな出来事」と捉えた人もいれば、「ひきつった表情だ」「トラウマになる」と非難する人もいた。
■【動画】子供を出産に立ち会わせるのはアリ? 「その瞬間」を目撃した1歳児の「反応」を公開した母親に賛否
動画のなかでは、二度目の出産に臨んだ母親のアマンダ・ガラット(Amanda Galat)が、生まれたばかりの赤ちゃんを胸に抱くかたわらで、出産の一部始終を見たばかりの1歳4か月の女の子が、ガラットのパートナーに抱かれ、はた目にも「呆然」としているように見える表情を浮かべている。
ガラットは動画に、「ほんとに怖がっている顔(笑)」とキャプションをつけ、娘が当惑した様子だったことをユーモラスな表現で認めている。
「最初は娘と一緒に病室に入るつもりはなかった。でも、娘が恋しくなったので、(ベビーシッターをしてくれていた)いとこに頼んで、赤ちゃんが生まれる前にもういちど会えるように、娘を病院に連れてきてもらえないかと頼んだ」。22歳のガラットは、本誌にそう話した。ガラットは、2日前から娘に会っていなかった。陣痛が予定より早く始まったからだ。
「(いとこと娘が)来るのが遅くなったので、彼らが病院についた頃には、わたしは(無痛分娩のための)硬膜外麻酔を受けていて、破水もしていた。その直後に赤ちゃんが生まれたので、病室を出て娘を連れて帰ってもらう間もなかった」とガラットは説明した。
動画は約200万回視聴され、さまざまな反応が寄せられた
ガラットは、動画の中の自分が震えて歯をカチカチさせていることにも触れている。ほかのソーシャルメディアユーザーの多くは、コメント欄でそれを「レイバーシェイク(お産の震え:産後悪寒戦慄)」と呼んでいる。Parents.comの記事によれば、産後悪寒戦慄は、ホルモンの変化、アドレナリン反応、体温に関係するという。すべての女性が経験するわけではない。
「硬膜外麻酔を受けたあと、むずむずした感じとひどい震えが始まった。赤ちゃんが生まれたころには、じっと座っていられないほどひどく震えていた」とガラットは本誌に話した。「出産後、1時間くらいで落ちついたが、はじめのうちはものすごかった」
ガラットの動画の視聴回数は200万回近くに達し、視聴者からはさまざまな反応が集まった。
子供が母親の出産に立ち合うことについて「すごくキュート」なことであり、病院が許可するなら自分の出産時もそうしたいと考える人や、実際に子供を立ち会わせたと明かす人たちもいた。「私たちの場合、たとえきょうだいでも病室に入るのは許されない。父親か、20歳以上の人ひとりだけ」と、あるTikTokユーザーはコメントしている。
3児の母は、自分の幼いわが子たちが、出産の過程全体に驚嘆したと明かしている。「うちの子たちは、新しいきょうだいにすごく興奮していた」とのことだ。
女の子は「ひきつった笑い」をしているとの指摘も
そのほか、出産後に震えを経験したことを思い出す母親も多かった。あるTikTokユーザーは、出産後最初の2時間は自分の震えでベッドが振動してしまうため、生まれたばかりの赤ちゃんを抱けなかったとコメントした。
一方で、幼児が出産中の部屋にいるのは適切なことなのかと否定的なコメントを残す人たちもいる。「これが、人生最初の記憶になると想像してみて」とする人や、女の子は「ひきつった笑い」をしているとコメントする人もいた。
ガラットは本誌に対し、意見が割れているとはいえ、自分は子宮から出てきたばかりの弟を娘に見てもらえてうれしく思うと話した。そして、「お産はすごくスムーズで、あっというまだった。悲鳴をあげたり叫んだり、といったことはなかった。4回いきんだだけで赤ちゃんが出てきた」と話した。
また、娘が実際に心に傷を負ったとは思っておらず、キャプションはジョークとして書いた、とも説明している。「娘とその弟は、ゆっくりと、大のなかよしになってきている。それを見ているのはすごく嬉しい」とガラットは本誌に語った。
(翻訳:ガリレオ)
<幼い子供に出産シーンを見せることについて、「自分もそうしたい」という声が上がった一方で、「人生最初の記憶になる」と否定的な意見を述べる人も>
自分の弟が生まれる瞬間に立ち会うのは、子供にとって「素晴らしい経験」と言えるだろうか? 母親が出産する瞬間を目のあたりにした1歳児の反応がSNSにアップされ、その様子を見た人たちから賛否両論の声が上がっている。これを「すごくキュートな出来事」と捉えた人もいれば、「ひきつった表情だ」「トラウマになる」と非難する人もいた。
■【動画】子供を出産に立ち会わせるのはアリ? 「その瞬間」を目撃した1歳児の「反応」を公開した母親に賛否
動画のなかでは、二度目の出産に臨んだ母親のアマンダ・ガラット(Amanda Galat)が、生まれたばかりの赤ちゃんを胸に抱くかたわらで、出産の一部始終を見たばかりの1歳4か月の女の子が、ガラットのパートナーに抱かれ、はた目にも「呆然」としているように見える表情を浮かべている。
ガラットは動画に、「ほんとに怖がっている顔(笑)」とキャプションをつけ、娘が当惑した様子だったことをユーモラスな表現で認めている。
「最初は娘と一緒に病室に入るつもりはなかった。でも、娘が恋しくなったので、(ベビーシッターをしてくれていた)いとこに頼んで、赤ちゃんが生まれる前にもういちど会えるように、娘を病院に連れてきてもらえないかと頼んだ」。22歳のガラットは、本誌にそう話した。ガラットは、2日前から娘に会っていなかった。陣痛が予定より早く始まったからだ。
「(いとこと娘が)来るのが遅くなったので、彼らが病院についた頃には、わたしは(無痛分娩のための)硬膜外麻酔を受けていて、破水もしていた。その直後に赤ちゃんが生まれたので、病室を出て娘を連れて帰ってもらう間もなかった」とガラットは説明した。
動画は約200万回視聴され、さまざまな反応が寄せられた
ガラットは、動画の中の自分が震えて歯をカチカチさせていることにも触れている。ほかのソーシャルメディアユーザーの多くは、コメント欄でそれを「レイバーシェイク(お産の震え:産後悪寒戦慄)」と呼んでいる。Parents.comの記事によれば、産後悪寒戦慄は、ホルモンの変化、アドレナリン反応、体温に関係するという。すべての女性が経験するわけではない。
「硬膜外麻酔を受けたあと、むずむずした感じとひどい震えが始まった。赤ちゃんが生まれたころには、じっと座っていられないほどひどく震えていた」とガラットは本誌に話した。「出産後、1時間くらいで落ちついたが、はじめのうちはものすごかった」
ガラットの動画の視聴回数は200万回近くに達し、視聴者からはさまざまな反応が集まった。
子供が母親の出産に立ち合うことについて「すごくキュート」なことであり、病院が許可するなら自分の出産時もそうしたいと考える人や、実際に子供を立ち会わせたと明かす人たちもいた。「私たちの場合、たとえきょうだいでも病室に入るのは許されない。父親か、20歳以上の人ひとりだけ」と、あるTikTokユーザーはコメントしている。
3児の母は、自分の幼いわが子たちが、出産の過程全体に驚嘆したと明かしている。「うちの子たちは、新しいきょうだいにすごく興奮していた」とのことだ。
女の子は「ひきつった笑い」をしているとの指摘も
そのほか、出産後に震えを経験したことを思い出す母親も多かった。あるTikTokユーザーは、出産後最初の2時間は自分の震えでベッドが振動してしまうため、生まれたばかりの赤ちゃんを抱けなかったとコメントした。
一方で、幼児が出産中の部屋にいるのは適切なことなのかと否定的なコメントを残す人たちもいる。「これが、人生最初の記憶になると想像してみて」とする人や、女の子は「ひきつった笑い」をしているとコメントする人もいた。
ガラットは本誌に対し、意見が割れているとはいえ、自分は子宮から出てきたばかりの弟を娘に見てもらえてうれしく思うと話した。そして、「お産はすごくスムーズで、あっというまだった。悲鳴をあげたり叫んだり、といったことはなかった。4回いきんだだけで赤ちゃんが出てきた」と話した。
また、娘が実際に心に傷を負ったとは思っておらず、キャプションはジョークとして書いた、とも説明している。「娘とその弟は、ゆっくりと、大のなかよしになってきている。それを見ているのはすごく嬉しい」とガラットは本誌に語った。
(翻訳:ガリレオ)