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「ブレンディ」スティックの一言メッセージで気持ちを前向きに...心の健康からSDGsに貢献

ニューズウィーク日本版 2024年10月1日 11時0分

ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
<味の素AGF株式会社は、「ブレンディ」スティックにメッセージを添えることで、日々の生活に小さな希望を灯し、心の健康に寄与している。このシンプルな取り組みが、社会全体に広がるSDGsへの貢献につながっている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

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SDGsの達成は、革新的なアイデアや大規模なアクションだけでなく、日々の小さな行動からも進展する。味の素AGF株式会社の「ブレンディ」スティックは、そんな日常の小さな行動がもつ大きな力を象徴する取り組みだ。

心に寄り添う一言メッセージが日常に癒しを

味の素グループの一員として、コーヒーや粉末飲料事業を展開する味の素AGFは、「ココロとカラダの健康」への貢献を企業理念に掲げている。フードバンクへの寄付や、災害被災者へのドリンクバー提供など、社会貢献活動を積極的に進めてきた。また、4C認証コーヒー豆の採用を通じ、地球環境や生産者の労働環境にも配慮した持続可能なサプライチェーンを構築している。

フードバンクTAMAの商品提供先、特定非営利活動法人ゆめのめ日野坂CANPASへ商品を届けた際に撮影

被災地で展開したドリンクバー。2018年西日本豪雨災害時、倉敷市社会福祉協会にて

そんな味の素AGFが、「ブレンディ」スティックにメッセージを添える取り組みを始めたのは2016年だ。アーリーバードという鳥のキャラクターが、「一息つこうぜ」「なんだかうまくいきそうじゃない?」「誰がなんと言おうと君の味方」など、心が和むメッセージをスティックごとに届けてくれる。2021年にはすべてのフレーバーにこのメッセージが採用され、カフェオレが「前向き」、ココア・オレが「甘やかし」、ほうじ茶オレが「ほっこり」など、それぞれの飲み物が異なるテーマで消費者に寄り添っている。

仕事や勉強、家事の合間に手に取る「ブレンディ」スティックの一言が、気持ちをふっと軽くしてくれる。

一杯のコーヒーがもたらすポジティブな体験──年間12億杯の励まし

この取り組みは大きな反響を呼び、「受験勉強や就職活動で苦しい時に励まされた」「入院中に病室でメッセージを読んで和んだ」といった感謝の声が寄せられている。またコロナ禍においては医療従事者への支援も実施し、疲弊した心を癒した。

一杯のコーヒーに込められたポジティブなメッセージが、受け取る人々に大きな影響を与え、社会に広がっていく原動力となっている。

「20代の若年層からも大きな反応があり、この取り組みがしっかり心に届いているんだと実感します」とコンシューマービジネス部の桐山雅亘氏は語る。

「一杯のコーヒーを飲むとき、メッセージに触れることで、ちょっとポジティブな気持ちになれる。そんな体験価値を、より多くのお客様に広げられるよう、さらに認知を広げていきたいと考えています」

味の素AGFは、地球環境や生産者に配慮しつつ、一人ひとりの心に寄り添う活動を推進している。そこで生まれるポジティブな感情が、SDGsの達成に向けた一歩を後押ししてくれるだろう。

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