ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
<子育てを社会全体で支える仕組み・風土作りを進める日本生命保険相互会社では、「集団育児」をするペンギンをアイコンに啓発活動や保育支援サービスを展開している>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
◇ ◇ ◇
少子高齢化が急速に進む日本。多くの自治体や企業が子育て支援を喫緊の課題として、資金面・ハード面で対策に乗り出しているが、まだまだ社会的な機運が高まっていないのが現状だ。
2021年の内閣府調査では「(日本は)子供を産み育てやすいと思わない」と答えた人が61.1%と多数を占める結果となった。これはフランスの17.6%、ドイツの22.8%、スウェーデンの2.1%などと比べて、極めて高い割合だ。
また同年、ユニセフのイノチェンティ研究所が発表した『先進国の子育て支援の現状』でも、日本は先進国41カ国中21位に留まるなど、先進国の中では立ち遅れていると言える。
そんな中、日本生命保険相互会社では、子育てを社会全体で支える仕組みを作るべく活動を始めている。その名も「NISSAY ペンギンプロジェクト」だ。
ペンギンのように支え合う子育て社会を目指して
コウテイペンギンは「集団育児」をする珍しい動物だ。雌雄交代で卵を温め、給餌をし、群れで行動して、親以外のペンギンも一丸となって外敵から雛たちを守る。
そんなペンギンをアイコンに、育児中の当事者だけでなく、皆で支え合える「子育ての壁や不安がない社会」の実現を目指しているのが、ペンギンプロジェクトだ。出産をサポートする保険商品・サービスの提供から教育プログラムや奨学金の実施、保育所マッチングサービス運営まで、その取り組みは多岐に渡る。
特に注目すべきは、WEB漫画やSNSを活用した啓発活動だ。公式サイトやXで「子育てあるある」や、地域のサポート制度を描いたエッセイ風漫画を配信し、子育てのヒントや考えるきっかけを提供している。
「子育てあるある」をペンギンが自身の習性を交えながらアドバイスし、子育てについて考えるきっかけを提供するオリジナル漫画
SNSで子育てへの不安や「壁」に関する声を集め、それを漫画に反映するなど、双方向のコミュニケーションに努めて、「子育ては大変」というネガティブなイメージを拭い去る試みだ。
社内外で子育て支援・次世代育成に取り組み続ける
ペンギンプロジェクトでは、商品サービスの提供に加えて、企業・団体・自治体との共創企画の実施や、仕事と子育ての両立に向けたサービスの提供を展開(NISSAYペンギンプロジェクト特設サイトより)
日本生命は『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』を目指し、「人」「地域社会」「地球環境」の3領域にフォーカスしたサステナビリティ経営を推進している。ペンギンプロジェクトはこのうち「人」領域の一環である。
共働き家庭の増加や核家族化が進行する中、家庭内だけの子育てには限界が生じている。そこで日本生命は、企業として、子育て支援に積極的に関わることを決意した。同社は、2013年から11年連続で男性育休取得率100%を達成している。
事業としても、子会社のライフケアパートナーズでは、保育園探しをしている従業員向けに、保育所の空き枠をマッチングするサービス「子育てみらいコンシェルジュ」を提供。さらに、地方自治体と提携し、保育の現場に向けて「感謝の声」を届けるなど、子育ての社会インフラ作りに向けて、包括的な歩みを進めてきた。
子育てみらいコンシェルジュについては、2021年に内閣府等官公庁が後援するキッズデザイン男女共同参画担当大臣賞を受賞するなど、社会的にも高く評価されている。
社会全体で育児を支えていくことは、子育て世代にとっての安心感を高めるだけでなく、社会の持続可能な発展にも繋がる。日本生命のペンギンプロジェクトが、日本社会にポジティブな変化をもたらすことに期待だ。
<子育てを社会全体で支える仕組み・風土作りを進める日本生命保険相互会社では、「集団育児」をするペンギンをアイコンに啓発活動や保育支援サービスを展開している>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
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少子高齢化が急速に進む日本。多くの自治体や企業が子育て支援を喫緊の課題として、資金面・ハード面で対策に乗り出しているが、まだまだ社会的な機運が高まっていないのが現状だ。
2021年の内閣府調査では「(日本は)子供を産み育てやすいと思わない」と答えた人が61.1%と多数を占める結果となった。これはフランスの17.6%、ドイツの22.8%、スウェーデンの2.1%などと比べて、極めて高い割合だ。
また同年、ユニセフのイノチェンティ研究所が発表した『先進国の子育て支援の現状』でも、日本は先進国41カ国中21位に留まるなど、先進国の中では立ち遅れていると言える。
そんな中、日本生命保険相互会社では、子育てを社会全体で支える仕組みを作るべく活動を始めている。その名も「NISSAY ペンギンプロジェクト」だ。
ペンギンのように支え合う子育て社会を目指して
コウテイペンギンは「集団育児」をする珍しい動物だ。雌雄交代で卵を温め、給餌をし、群れで行動して、親以外のペンギンも一丸となって外敵から雛たちを守る。
そんなペンギンをアイコンに、育児中の当事者だけでなく、皆で支え合える「子育ての壁や不安がない社会」の実現を目指しているのが、ペンギンプロジェクトだ。出産をサポートする保険商品・サービスの提供から教育プログラムや奨学金の実施、保育所マッチングサービス運営まで、その取り組みは多岐に渡る。
特に注目すべきは、WEB漫画やSNSを活用した啓発活動だ。公式サイトやXで「子育てあるある」や、地域のサポート制度を描いたエッセイ風漫画を配信し、子育てのヒントや考えるきっかけを提供している。
「子育てあるある」をペンギンが自身の習性を交えながらアドバイスし、子育てについて考えるきっかけを提供するオリジナル漫画
SNSで子育てへの不安や「壁」に関する声を集め、それを漫画に反映するなど、双方向のコミュニケーションに努めて、「子育ては大変」というネガティブなイメージを拭い去る試みだ。
社内外で子育て支援・次世代育成に取り組み続ける
ペンギンプロジェクトでは、商品サービスの提供に加えて、企業・団体・自治体との共創企画の実施や、仕事と子育ての両立に向けたサービスの提供を展開(NISSAYペンギンプロジェクト特設サイトより)
日本生命は『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』を目指し、「人」「地域社会」「地球環境」の3領域にフォーカスしたサステナビリティ経営を推進している。ペンギンプロジェクトはこのうち「人」領域の一環である。
共働き家庭の増加や核家族化が進行する中、家庭内だけの子育てには限界が生じている。そこで日本生命は、企業として、子育て支援に積極的に関わることを決意した。同社は、2013年から11年連続で男性育休取得率100%を達成している。
事業としても、子会社のライフケアパートナーズでは、保育園探しをしている従業員向けに、保育所の空き枠をマッチングするサービス「子育てみらいコンシェルジュ」を提供。さらに、地方自治体と提携し、保育の現場に向けて「感謝の声」を届けるなど、子育ての社会インフラ作りに向けて、包括的な歩みを進めてきた。
子育てみらいコンシェルジュについては、2021年に内閣府等官公庁が後援するキッズデザイン男女共同参画担当大臣賞を受賞するなど、社会的にも高く評価されている。
社会全体で育児を支えていくことは、子育て世代にとっての安心感を高めるだけでなく、社会の持続可能な発展にも繋がる。日本生命のペンギンプロジェクトが、日本社会にポジティブな変化をもたらすことに期待だ。