フリン・ニコルズ
<寿命をAIが予測し、生活改善の道を示す「Death Clock」が話題。カウントダウン時計という斬新な発想が注目を集めている>
食生活や運動、ストレス度、睡眠などのデータをもとに、自分がいつ死ぬかをAIで予測できる新アプリ「Death Clock」が人気を集めている。
【動画】「あと何日生きられる?」AIが示す寿命予測アプリ「Death Clock」
同アプリはアメリカでAndroidとiOS向けに提供されている。いつ死ぬかの予測は無料。年会費40ドルで自分専用のアドバイスが受けられる。
開発者のブレント・フランソンはブルームバーグの取材に対し、普通の生命保険数学よりも正確な予測ができるよう、5300万人の被験者を対象とした1200の寿命に関する研究データをAIに学習させたと説明した。
同アプリは寿命を延ばすための生活習慣の改善を提案し、自分が死ぬ日までに残された時間を示すカウントダウン時計を死神の画像と並べて表示する。
そんなゾッとさせる機能にもかかわらず、Death Clockの人気は高く、ブルームバーグによれば7月のリリース以来、ダウンロード数は12万5000回に達している。
「今秋初めの立ち上げ以来、このアプリへの関心は急上昇している! App Storeのヘルス&フィットネス部門で現在12位」と同アプリの広報は語り、「AIを使って70歳になった時の自分の姿を、良い習慣と悪い習慣の両方について正確に予測する」新機能の発表を予定していると付け加えた。
対象としているのは、生活習慣を改善して寿命を延ばすことに関心のあるユーザー。
こうした死期予測の進歩は、退職後の生活設計や将来のための貯蓄について、情報に基づき決定する役に立つとフランソンは言い、「人生の中で、自分が死ぬ日よりも大切な日は恐らくないだろう」と指摘する。
本誌もこのアプリをダウンロードして使ってみた。
ユーザーはまず、年齢、食生活、健康状態、生活習慣に関する質問に回答する。それぞれの質問ごとに、裏付けとなる研究結果へのリンクが張られている。
質問に答えた25歳の記者は、2077年5月24日に77歳で死亡すると判定された。最も可能性が高い死因はがん、肝臓病、心疾患だった。
もし記者が生活習慣を改善すれば、99歳まで生きられる可能性があるとされ、この結果をSNSで共有したいかどうかを訪ねられる。
続いて有料プランを無料でトライアル使用して、ユーザーの長所と短所を「評価」してもらい、考えられる死因や長所と短所、ライフスタイル、体と心の健康状態を表示できるオプションが提示される。
次に「長寿プラン」を示し、さまざまなサプリメントの摂取やフィットネスツール(スマートウォッチなど)の利用、各種検診の受診、問題について医師に相談することなどをアドバイスする。
最後の提案は「行動目標」。アプリを使用した本誌記者は、有酸素運動、筋トレ、冷水浴、瞑想を勧められた。
(翻訳:鈴木聖子)
<寿命をAIが予測し、生活改善の道を示す「Death Clock」が話題。カウントダウン時計という斬新な発想が注目を集めている>
食生活や運動、ストレス度、睡眠などのデータをもとに、自分がいつ死ぬかをAIで予測できる新アプリ「Death Clock」が人気を集めている。
【動画】「あと何日生きられる?」AIが示す寿命予測アプリ「Death Clock」
同アプリはアメリカでAndroidとiOS向けに提供されている。いつ死ぬかの予測は無料。年会費40ドルで自分専用のアドバイスが受けられる。
開発者のブレント・フランソンはブルームバーグの取材に対し、普通の生命保険数学よりも正確な予測ができるよう、5300万人の被験者を対象とした1200の寿命に関する研究データをAIに学習させたと説明した。
同アプリは寿命を延ばすための生活習慣の改善を提案し、自分が死ぬ日までに残された時間を示すカウントダウン時計を死神の画像と並べて表示する。
そんなゾッとさせる機能にもかかわらず、Death Clockの人気は高く、ブルームバーグによれば7月のリリース以来、ダウンロード数は12万5000回に達している。
「今秋初めの立ち上げ以来、このアプリへの関心は急上昇している! App Storeのヘルス&フィットネス部門で現在12位」と同アプリの広報は語り、「AIを使って70歳になった時の自分の姿を、良い習慣と悪い習慣の両方について正確に予測する」新機能の発表を予定していると付け加えた。
対象としているのは、生活習慣を改善して寿命を延ばすことに関心のあるユーザー。
こうした死期予測の進歩は、退職後の生活設計や将来のための貯蓄について、情報に基づき決定する役に立つとフランソンは言い、「人生の中で、自分が死ぬ日よりも大切な日は恐らくないだろう」と指摘する。
本誌もこのアプリをダウンロードして使ってみた。
ユーザーはまず、年齢、食生活、健康状態、生活習慣に関する質問に回答する。それぞれの質問ごとに、裏付けとなる研究結果へのリンクが張られている。
質問に答えた25歳の記者は、2077年5月24日に77歳で死亡すると判定された。最も可能性が高い死因はがん、肝臓病、心疾患だった。
もし記者が生活習慣を改善すれば、99歳まで生きられる可能性があるとされ、この結果をSNSで共有したいかどうかを訪ねられる。
続いて有料プランを無料でトライアル使用して、ユーザーの長所と短所を「評価」してもらい、考えられる死因や長所と短所、ライフスタイル、体と心の健康状態を表示できるオプションが提示される。
次に「長寿プラン」を示し、さまざまなサプリメントの摂取やフィットネスツール(スマートウォッチなど)の利用、各種検診の受診、問題について医師に相談することなどをアドバイスする。
最後の提案は「行動目標」。アプリを使用した本誌記者は、有酸素運動、筋トレ、冷水浴、瞑想を勧められた。
(翻訳:鈴木聖子)