アミール・ダフタニ
<インド・太平洋の要衝が存続の危機に?>
インド洋に浮かぶチャゴス諸島は200年以上にわたりイギリスの統治下に置かれ、長年、領有権を主張していたモーリシャスが返還を求めてきた。
1960~70年代には最大の島であるディエゴガルシア島で島民2000人の強制移住と米軍基地設置が行われ、中東や南アジア、東アフリカでの米英の軍事行動を支える戦略的要衝となってきた。
■【グーグルマップ】チャゴス諸島 を見る
国際社会からの返還圧力が強まるなか、イギリスは2024年10月、モーリシャスへの領有権の返還を決定。その一方で、2500人が駐留するディエゴガルシア島の米軍基地を引き続き使用できるとの合意に達したと発表した。
ところが11月の総選挙でモーリシャスに新政権が誕生すると、同国のラングーラム首相は合意内容を再検討する意向を表明して対案を提示。
内容は明かされていないが、イギリス国内の返還反対派やトランプ次期米大統領の周辺からは基地の存続が危うくなるのではないかと懸念する声が上がっている。
【グーグルマップ】チャゴス諸島
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<インド・太平洋の要衝が存続の危機に?>
インド洋に浮かぶチャゴス諸島は200年以上にわたりイギリスの統治下に置かれ、長年、領有権を主張していたモーリシャスが返還を求めてきた。
1960~70年代には最大の島であるディエゴガルシア島で島民2000人の強制移住と米軍基地設置が行われ、中東や南アジア、東アフリカでの米英の軍事行動を支える戦略的要衝となってきた。
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国際社会からの返還圧力が強まるなか、イギリスは2024年10月、モーリシャスへの領有権の返還を決定。その一方で、2500人が駐留するディエゴガルシア島の米軍基地を引き続き使用できるとの合意に達したと発表した。
ところが11月の総選挙でモーリシャスに新政権が誕生すると、同国のラングーラム首相は合意内容を再検討する意向を表明して対案を提示。
内容は明かされていないが、イギリス国内の返還反対派やトランプ次期米大統領の周辺からは基地の存続が危うくなるのではないかと懸念する声が上がっている。
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