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今年こそ「なりたい自分に近づく」「成長する」...小さな行動を積み重ねられる人の「習慣」を学ぼう

ニューズウィーク日本版 2025年1月29日 17時12分

flier編集部
<自分を変えて、今年の年末には「なりたい自分」に少しでも近づけるように......。その手助けをしてくれる「習慣術」が学べる7冊の本を一挙紹介>

みなさんにとって、2024年はどんな年でしたか? 目標を達成できた人、忙しくてバタバタと時間が過ぎてしまった人、思わぬアクシデントに見舞われて大変だった人......色々な方がいらっしゃると思いますが、2025年は気持ちも新たに夢を描いてみませんか? 本記事では「なりたい自分に近づく」をテーマに、厳選7冊をご紹介。小さな行動も、365日分積み重なれば大きな変化になります。今から、楽しみながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

「小さなこと」からはじめてみる

『はじめる習慣』
 著者:小林弘幸
 出版社:日本経済新聞出版
 要約を読む

「なりたい自分」に近づくには、まずはじめないといけません。どんな大きな夢や目標も、小さな一歩からはじまるからです。

そうとわかっていても、「明日からでいいか」「まだ準備できてないし」と、何かと理由をつけて先送りしてしまうこと、よくありますよね。

『はじめる習慣』では、そんな “先送りグセ” をやめる方法として「ハードルを下げる」ことを提案します。たとえば「机の上を片づける」「終わったものを捨てる」といった小さな行動。これだけでも気持ちがリフレッシュして自己肯定感が上がり、次のアクションへの弾みとなるでしょう。

著者は、順天堂大学医学部教授で自律神経研究の第一人者である小林弘幸さん。本書では「気持ちよくはじめる」ための99の行動習慣を紹介してくれます。2025年の「読書始め」にいかがでしょうか?

「本当に実現したいこと」があるなら

『エッセンシャル思考』
 著者:グレッグ・マキューン
 翻訳:高橋璃子
 出版社:かんき出版
 要約を読む

「今年は何をしようかな」とあれこれ考える時間は楽しいものです。中には「やりたいことが多すぎて決められない」「全部やるには時間が足りなさそう」という “贅沢な悩み” を持つ人もいるのでは?

ですが、自分の持てる時間もエネルギーも有限。本当に実現したいものだけを選び、それに時間とエネルギーを投入する必要があるでしょう。

『エッセンシャル思考』は、そのためのスキルを教えてくれる一冊。エッセンシャル思考(正しいことをやり遂げる技術)を身につけるには、まず3つの基本的な考え方を理解する必要があるといいます。

(1)選択:自分は何に時間とエネルギーを使うか「選ぶ力」があるということ

(2)ノイズ:大多数のものは不要であること

(3)トレードオフ:何かを選べば何かを捨てることになること

今年こそ絶対に叶えたい夢、挑戦したい目標のある方は、この3つを覚えておくといいでしょう。迷ったときの指針となってくれるはずです。

「今年の抱負」をアウトプットしよう

『学びを結果に変える アウトプット大全』
 著者:樺沢紫苑
 出版社:サンクチュアリ出版
 要約を読む

新年の誓いを書初めで書く。SNSで「今年の抱負」を発信する。初詣で神様や仏様に願いを伝える。

私たちは自身の思いや願いを、何らかの形で「アウトプット」をします。アウトプットすることで現実が動き出し、夢や目標に近づくことができると知っているからです。

『学びを結果に変える アウトプット大全』は、2018年に刊行されて以来、幅広い世代に親しまれているロングセラー。本書ではアウトプットの基本から「話す」「書く」「行動する」の3つに分けて、それぞれのコツを解説します。

アウトプット力を高める簡単トレーニング(日記を書く等)も紹介されているので、ぜひ気軽に試してみてください。

自分の思いを「言語化」する

『言葉にする習慣』
 著者:さわらぎ寛子
 出版社:明日香出版社
 要約を読む

「今年の新語 2024」の大賞に選ばれた「言語化」。アウトプットしたくても「そもそも考えていることを言葉にすることが苦手」という人もいるでしょう。

そんな方に読んでほしいのが『言葉にする習慣』。コピーライターの著者が、自分の中にある思いを言葉にする術を教えてくれます。

本書によると、言語化の過程においてまず大事なのは「自分の思い」に気づくこと。頭の中にある「自分の思い」はモヤのようで、放っておくとそのまますっと消えてしまいます。それを「言葉」にするには、とにかく口に出してメモをすること。単語や走り書きでもいいのでとにかく書き出していくと、思いは徐々に輪郭を持ち、「自分の言葉」になっていくのだそうです。

今年は「言葉にする習慣」をつけて、「なりたい自分」に近づきませんか?

「頭のいい人」には誰でもなれる!

『頭のいい人が話す前に考えていること』
 著者:安達裕哉
 出版社:ダイヤモンド社
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「頭のいい人」とはどんな人でしょうか? 勉強ができる、記憶力がいい、トークがうまい......。どれも納得ですが、本書では「頭がいいかどうかは “他者” が決める」と定義します。

つまり、「頭のいい人」になるには「他者がどのように思うか」を意識することがポイント。「あまり勉強は得意でなかった」と諦めることはありません

『頭のいい人が話す前に考えていること』ではその基本を踏まえたうえで、「頭のいい人」の考え方や行動習慣を伝授。その1つが、「賢いふりをしない」ことです。「頭がいい」と思われたいがためにと、あえて賢そうな発言をするのはNG。相手が求めているのは、あなたが「賢そう」なことではありません。相手の話をちゃんと聞いて、ちゃんと相手のことを考えた言葉を返すことが"正解"なのです。

表面的な「頭のよさ」に惑わされず、本当の意味で「頭のいい人になりたい」と願う人は、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。

夢を持つのに遅すぎることはない

『君たちは夢をどうかなえるか』
 著者:松本零士
 出版社:PHP研究所
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「80歳になっても、「火星に行くこと」は諦めきれない」。

これは、『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』など数々の名作を生み出してきた漫画家・松本零士さんの言葉です。2023年2月に85歳で亡くなるまで精力的に活動し、80歳を超えてなお少年のような夢を持ち続けた松本さんの姿は、私たちに勇気と希望を与えてくれます。

本書では「夢」「創作」「人生」「時」「闘い・友情」「生命」の6つのテーマを通して、「君たちはどう夢をかなえるか」と問いかけます。

松本さんは「時間は夢を裏切らない。夢も時間を裏切ってはならない」と繰り返し語っていたといいます。夢を実現するためには努力が必要で、それには時間がかかります。でも、その努力した時間は決してあなたを裏切らず、必ず夢をかなえるための力となるのです。

本書は中高生向けの一冊ですが、松本さんの言葉は大人の心も強く揺さぶってきます。「もう年だし」「今からやっても無駄」と思っているなら、本書をめくってみてください。そんな思いは吹き飛んでしまうはずです。

何ごとも、しっかり眠って整えてから

『スタンフォード式 最高の睡眠』
 著者:西野精治
 出版社:サンマーク出版
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どんな夢や目標を持つにしろ、まずは自分の体調を整えることが第一です。『スタンフォード式 最高の睡眠』は数ある睡眠本の中でも人気の一冊。「最高の睡眠」を確保して、最高のパフォーマンスにつなげましょう。

本書では、睡眠に関する基礎知識から理想的な睡眠、睡眠の質を高める方法まで、科学的な知見を踏まえて解説します。

本書によると、日本人の約40%は睡眠不足だそう。平日の睡眠が足りなくて、週末「寝だめ」している人は多いのでは? この状態は「睡眠負債」と呼ばれ、睡眠負債状態に陥ると脳や身体が深刻なダメージを受けてしまうのだそうです。

お正月の休暇中は、睡眠リズムを整える絶好のチャンス。自分の睡眠パターンを見直して、良いリズムを習慣化していきましょう。

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flier編集部

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