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「1日101人とただで行為」動画で大騒動の女性、アメリカ入国を止められていた

ニューズウィーク日本版 2025年1月25日 20時10分

ビリー・シュワブ・ダン
<「1日に100人の男性と寝た」動画で有名になったリリー・フィリップスだが、次なるチャレンジの舞台にする予定だったアメリカで「違法労働」の疑いをかけられた>

「1日で101人の男性と寝た」ことで有名になったイギリスのSNSクリエイター、リリー・フィリップス(23)が、アメリカに入国する際に国境警備隊に止められ、尋問を受けたと明らかにした。フィリップスはチャレンジ直後に動画を公開していたが、その「悲しい姿」を見た人たちからは「考えが足りない」「自傷行為」など批判の声が上がっていた。

■【動画】「1日に100人と寝た」チャレンジ直後、フィリップスの「悲しい姿」/別の女性が「12時間に1057人」で記録破り

フィリップスは、成人向けSNS「OnlyFans」のクリエイターで、18歳の時にアダルトエンターテイメント業界でのキャリアをスタートさせた。昨年10月には、「14時間で100人の男性と寝る」という目標をTikTokで明かして話題になった。

フィリップスは、ロンドンで2ベッドルームの物件をエアビーアンドビーで借り、最終的に101人の男性と寝たことでこの挑戦を完遂した。彼女の次の目標は、「1日で1000人の男性と寝る」ことで、当初アメリカでの撮影を予定していた。

アメリカで違法労働と見なされて強制送還される?

ポッドキャスト番組「RAW TALK」に出演したフィリップスは、ラスベガスでアメリカに入国する際に国境警備隊に止められ、この挑戦について尋問されたと明かした。

「国境で止められた。強烈な経験だった。2時間くらい足止めされ、『君は1000人の男と寝るために来たらしいね』と言われた」とフィリップスは述べた。国境警備隊は、彼女がポルノサイト「PornHub」にアカウントを持っていることにも言及したという。

番組ホストのブラッドリー・マーティンが、国境警備隊はフィリップスが何をしようとしているか知っていたのかと尋ねると、彼女は「わからない。まあ、知っていたから彼らは私を止めたのだと思うけど、1000人の男性と性行為をするのは違法ではない」と答えた。

それに対してマーティンは、「違法ではない、常軌を逸しているだけだ。むちゃくちゃだ」と述べた。

フィリップスに近い情報筋は本誌に対し、彼女は友人から、アメリカで1000人の男性と行為をする自分の姿を撮影することは「労働」とみなされ、就労ビザが必要になると言われ、強制送還されることを懸念していたと語った。

フィリップスは、ポッドキャスト番組「Plug Talk」に出演した際に、こうした懸念について語っている。「私はここ(アメリカ)でそれをするつもりだったが、『ここでやったら強制送還される』というアドバイスをたくさんもらった」とフィリップスは述べた。

「彼らはお金を払わないから売春じゃない」

彼女は、税関職員に止められて仕事について厳しく質問された経験についても話している。

「売春婦なのかと聞かれた」「私は『たくさんの男と寝るけど、彼らはお金を払わないから売春じゃない。私はただたくさんの男と寝るだけ!』と答えた」とフィリップスは主張している。

フィリップスは、ユーチューバーのジョシュ・ピーターズが撮影したドキュメンタリー「I Slept With 100 Men in One Day(私は1日に100人の男と寝た)」で、この挑戦の舞台裏を明かし、有名になった。

映像には、挑戦を終えた後のフィリップスの様子も捉えられており、涙を流しながらベッドルームから出てくるシーンもある。フィリップスは泣きながらピーターズに、「時々、心が離れていく。普通の性行為とはまったく違う」と話している。

このドキュメンタリーは人々に衝撃を与えている。SNS上では、注目とフォロワーを集めるために過激なことをするトレンドが起きており、フィリップスや、アダルトコンテンツクリエイターのボニー・ブルーがそうした活動で知られている。


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