ジョン・ジャクソン
<ウクライナ戦争でロシアはコカイン危機に。その背景について>
2022年のウクライナ侵攻以来、ロシアへのコカイン流入量が急増──1月20日、ロシア紙イズベスチヤがそう報じた。
23~24年に当局が押収したコカインはおよそ5.2トン(末端価格36億ドル相当)で、以前の10倍に上った。その一因は供給ルートの変化だと、専門家は指摘している。
侵攻後、ウクライナのオデーサ(オデッサ)の港が閉鎖され、他国向けのコカインがロシア経由で密輸されるようになった。
■【動画】プーチンと「消えたコカイン」の謎 を見る
世界のコカイン生産量も増えており、国連薬物犯罪事務所(UNODC)によれば、22年には24%増加した。
ただし、ロシア国内のコカイン使用者数は大幅に増えてはいない。ロシア人にとってコカインは高価で、合成薬物を選ぶことが多いからだ。
国内でのコカイン取引は今やダークネットが主流だ。イズベスチヤが記事を発表した時点で、ダークネットに掲載されていたコカイン販売広告は約1150件。2年前の平均数のおよそ2倍だという。
プーチンと「消えたコカイン」の謎
Radio Free Europe/Radio Liberty
<ウクライナ戦争でロシアはコカイン危機に。その背景について>
2022年のウクライナ侵攻以来、ロシアへのコカイン流入量が急増──1月20日、ロシア紙イズベスチヤがそう報じた。
23~24年に当局が押収したコカインはおよそ5.2トン(末端価格36億ドル相当)で、以前の10倍に上った。その一因は供給ルートの変化だと、専門家は指摘している。
侵攻後、ウクライナのオデーサ(オデッサ)の港が閉鎖され、他国向けのコカインがロシア経由で密輸されるようになった。
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世界のコカイン生産量も増えており、国連薬物犯罪事務所(UNODC)によれば、22年には24%増加した。
ただし、ロシア国内のコカイン使用者数は大幅に増えてはいない。ロシア人にとってコカインは高価で、合成薬物を選ぶことが多いからだ。
国内でのコカイン取引は今やダークネットが主流だ。イズベスチヤが記事を発表した時点で、ダークネットに掲載されていたコカイン販売広告は約1150件。2年前の平均数のおよそ2倍だという。
プーチンと「消えたコカイン」の謎
Radio Free Europe/Radio Liberty