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メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題に...「待ちぼうけのケイト」

ニューズウィーク日本版 2025年2月2日 9時40分

ジャック・ロイストン for WOMAN
<メーガン妃が、ウィリアム王子(当時)と結婚前のキャサリン妃について語った動画が今、改めて話題になっているのはなぜか?>

メーガン妃が、ウィリアム王子(当時)と結婚する前のキャサリン妃について語った動画が、47万回以上再生され、1万件以上の「いいね」を獲得して拡散するなど今、改めて話題になっている。

2021年にオプラ・ウィンフリーとの対談でメーガン妃は自身がイギリスのメディアに苦しめられた経験と、キャサリン妃が結婚以前に「待ちぼうけのケイト(Waity Katy)」と呼ばれていた時代を比較した映像だ。

■【話題の発言映像】メーガン妃が「待ちぼうけのケイト」に同情する姿 を見る

 

「待ちぼうけのケイト」とは、ウィリアム王子がキャサリン妃にプロポーズするまでの長い期間を揶揄したもので、2011年の結婚前のイギリスのメディアで取り上げられた数多くの侮辱的な記事の1つだった。

メーガン妃はオプラ・ウィンフリーとの対談で次のように語っている。

「ケイトはウィリアムとの結婚を待つ間、『待ちぼうけのケイト(Waity Katy)」』と呼ばれていました。それは本当に辛かったと思いますし、想像はできますが、実際にどんな気持ちだったのかは分かりません。しかし、それとこれは同じことではありません」

何が問題なのか?

メーガン妃へのオプラ・ウィンフリーのインタビュー映像は当時、世界中に衝撃を与えた。時間の経過とともに緊張は和らいだものの、その発言の再浮上により、再び2人の冷え切った関係に注目が集まっている。

この動画に対する多くの反応は、メーガン妃ではなくキャサリン妃を支持するものであった。この発言が最初になされた際にはあまり批判されなかったことを踏まえると、興味深い点である。

今回話題になった映像では最後の部分はカットされていたが、メーガン妃はこう語っていた。

「もしハリーの家族の誰かが『私たちは全員、失礼なことに対処しなければならなかった』と言うのであれば、それは違います。失礼なことと、人種差別は同じではありません」

メーガン妃はオプラ・ウィンフリーのインタビューの中で、自身が王室に迎えられた際の報道には人種差別的な要素が含まれていたと主張。そして家族に助けを求めたが、メディアの厳しい報道は王族であれば誰もが経験するものであり、最善の対処法は無視することだと言われたと述べている。

メーガン妃は、王室全体が自分を守るために介入すべきだったと主張している。

 

「待ちぼうけのケイト」を書いたコラムニスト

『デイリー・メール』紙のコラムニストであるアマンダ・プラテルは、この「待ちぼうけのケイト」というニックネームを使用した人物のひとりだが、2人の結婚後にコラムの中で謝罪している。

「ダイアナ妃はケイトと同じ年齢の頃、乳幼児死亡率の問題に取り組む慈善団体を率い、エイズ患者に対する世界の認識を変えました。『彼女は一日中、何をしているの?』と、ウィリアム王子の『怠け者の恋人』について書きました」

そして、ウィリアム王子の側近が「報道は不公平である」と伝えてきたことを明かし、当時の自分の反応を振り返ってこう語っている。

「私は驚いてワインを吹き出しました。えっ?  29歳になるまでまともな仕事をしたことがない彼女が?  両親が自宅で経営しているネットショップ「パーティ・ピーシーズ(Party Pieces)」でしか働いたことのない彼女が?  ドレスの着こなしが有名なだけで、何か発言や行動で注目を浴びたことのない彼女が? 若い女性のロールモデルだなんて冗談でしょ?」

しかし、2011年4月のキャサリン妃とウィリアム王子の結婚後に発表した記事では、次のように書いている。

「結局、冗談だったのは私のほうだったようです。ケイト・ミドルトンを誤解していたかもしれません。「LKベネット(LK Bennett )」のブーツを履いていようと、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の靴を履いていようと、ケイトはウィリアムとの婚約が発表されて以来、一度も失敗していません」

今回、再び話題になった動画にある視聴者はこうコメントをしている。

「そうかもしれませんが、(キャサリン妃は)プリンセスとしての生き方を理解し、学ぶ時間もありました。何が求められているかを知り、それを完璧にこなしています」

「今やウェールズ公妃(皇太子妃)と呼ばれています。いつかは王妃と呼ばれるでしょう」

また、別の視聴者はメーガン妃について批判的な意見を投稿している。

 

「メーガン、本当に愛しているなら、待つのは難しくないでしょう。多くの若い男性が戦争に行き、彼らが帰ってくるのを恋人たちは待ちました。たとえ戻らなかったとしてもね。お父さん、お母さん、お姉さんに電話でもしてみたら?」

メーガン妃がヘンリー王子の家族と再会する機会があるかは不明だが、王族の葬儀がない限りは、その可能性は低い。

そして、メーガンは今、アメリカで新たなプロジェクトを進めており、その1つがNetflixの料理番組「ウィズ・ラブ、メーガン」のプロモーションである。この番組は3月に公開予定だ。

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