新潟県長岡市栃尾地域と福島県会津坂下町のご当地グルメ「冷やしラーメン」を食べ比べるイベントが6月1、2の両日、長岡市の道の駅R290とちおで開かれた。三条市と福島県只見町を結ぶ国道289号「八十里越道路」の開通に向け、長岡市と会津坂下町が、互いの魅力を発信しようと初めて企画した。家族連れらが、見た目や味の違いを楽しんでいた。
イベントには道の駅のレストランと、会津坂下町の人気店「食堂いしやま」が出店した。両店ともしょうゆ味で、栃尾のラーメンには地元名物の油揚げの煮付けが乗り、食堂いしやまの一杯は磐梯西山麓の湧き水でタレを割った、黄金色のスープが特徴だ。
両日とも、用意した計300食が昼過ぎには完売する盛況ぶりだった。2日に夫婦で訪れた長岡市の住民(59)は「坂下町はあっさり。栃尾は油揚げに味がしみていて、両方おいしかった」と笑顔だった。
八十里越道路は2026年秋から27年夏にかけて開通する予定だ。