ウェブサイトの解約料や保険金の名目で現金130万円をだまし取られたとして、新潟県加茂市の60代男性が6月19日、新潟県警加茂署に被害を届け出た。加茂署は特殊詐欺事件とみて調べている。
加茂署によると、実在する通信事業者グループを名乗る男から6月9日、男性の携帯電話に「ウェブサイトの解約料を払わなければ裁判になる」などと電話があった。男性は指示に従い、金融機関のATMで現金30万円を送金。その後も内閣サイバーセキュリティーセンターなどをかたり「あなたの携帯電話から電波が出て複数の人が被害に遭っており、訴訟になる」などと電話があり、12日までに計130万円を指定された口座に振り込んだ。
不審を抱いた男性が警察などに相談し、詐欺だと分かった。