[新潟第一0-2新発田南]0-0の均衡を破ったのは終盤の八回。先頭の渡邊嵩瑛の内野安打を口火に2点を奪った新発田南が、新潟第一を下した。持ち味の俊足を生かしたリードオフマンは「見せ場で役目を果たせた」とうなずいた。
「好機をつくる」と自らに言い聞かせて打席に入り、低めの変化球をスイング。二塁手の前へと打球が転がる間に、足で安打にしてみせた。ここからチャンスが広がり、1点目のホームを踏んだ。
次戦は、春に3-4で惜敗した上越と再戦する。「次は絶対に負けない」と渡邊。雪辱と、チーム目標の8強へ前進を誓った。
◎新潟第一・猪俣亘(8回2失点でこらえるも敗れた先発投手)「楽しかった。全力で投げられたので悔いはない。雨の待ち時間が長く、集中が切れそうになったが、皆が励ましてくれた」
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[新潟明訓10-5新潟東]◎新潟明訓・角井海斗(五回から3番手で登板し好投)「直球が多めで、低めに集められたのが良かった。仲間が打ってくれると信じ、不安なく投げられた」
◎新潟東・田渕流生(あごに打球が当たり流血後も好守の三塁手)「一瞬、記憶が飛んだ。私立強豪の打球はとてつもなく速かったけど、向かう気持ちは示せた。先頭打者としてもしっかり打てた」
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