新潟県長岡市は7月30日、長岡市城岡1の機械製造「DMG MORI Precision Boring」の工場敷地内の土壌から、基準値を上回る鉛、ヒ素、フッ素が検出されたと発表した。DMG社は、製造工程で汚染物質をいずれも使用しておらず、原因は不明。健康被害は報告されていない。
長岡市環境政策課によると、DMG社の自主調査で判明した。鉛は土壌溶出量で1リットル当たり0.098ミリグラム(基準値は0.01ミリグラム)、土壌含有量で1キログラム当たり330ミリグラム(基準値は150ミリグラム)が検出された。ヒ素やフッ素も基準値を超える汚染が確認された。
長岡市は現場周辺の地下水の調査を実施。住民に対し、井戸水を飲まないよう注意を呼びかけている。