8月12日午前9時半過ぎ、新潟県上越市のなおえつ海水浴場で、遊泳者を救助しようと海に入った海水浴場管理員の上越市の男性(77)が溺れた。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
上越海上保安署によると、遊泳中の家族4人のうち1人が流されているように見えた別の管理員の笛の合図で、男性も救助に向かった。家族4人は自力で浜に戻ったが、男性は遊泳区域を示すブイをつかんで浮き沈みし、数分後に姿が見えなくなった。家族の1人が海に戻り引き揚げたが、意識不明の状態だった。男性はライフジャケットを着けていなかった。
事故当時、波は約50センチでうねりもあり、海水浴場は「遊泳注意」を呼びかけていた。