9月12日午後6時半過ぎ、新潟市東区の住宅に住む親子と連絡が取れないと、市内に住む親族から110番通報があった。警察官が住宅内を捜したところ、浴槽内で2遺体を発見した。新潟東署は、住人の80代女性と50代男性の親子とみて、自殺や心中の可能性を含め、身元や死因を調べている。
近隣の住民によると、この家は高齢の女性とその息子の2人暮らしだった。新潟東署などは遺体の外傷の有無や浴室の状況を明らかにしていないが、玄関には鍵がかかっていたことなどから、事件性は低いとみている。親族は数日内に親子に会っていたという。
現場は幹線道路に近い住宅街。近くに住む80代女性は「お母さんは会えばよく世間話をしていた。息子さんを見かけることは少なかった」と話した。