警察官や検事をかたる男らに現金50万円をだまし取られたとして、新潟県五泉市の50代女性が12月4日までに、五泉署に被害を届け出た。署は特殊詐欺事件とみて調べている。
五泉署によると12月3日、女性の携帯電話に「大阪警察」の警官を名乗る男から「摘発した詐欺グループの主犯格があなたから40万円でクレジットカードを買ったと話している」「あなたも共犯者になる」などと電話があった。その後交流サイト(SNS)のビデオ通話に誘導され、検事を名乗る男からの「逮捕状が出ている」「紙幣番号を確認するので口座内の現金をATMで納付してもらいたい」との指示に従い、金融機関のATMから現金50万円を振り込んだ。その後、女性が家族に相談し、詐欺に気付いた。