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石丸伸二氏、小池都政への評価語る「動いているようで、それは足踏み」「政治のための政治」

日刊スポーツ 2024年6月17日 19時9分

広島県安芸高田市長を退任し、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明している石丸伸二氏(41)は17日、東京都庁で開いた政策発表会見で、2期8年にわたる現職小池百合子知事(71)の都政への評価について問われ「実に、小池百合子さんらしい都政運営だったのかなと思う」と表現した。

「言葉を選びますね」とした上で「政治のための政治というのか、何ファーストだったのだろうという思いは、私もかつては都民だったので持っていたところはある」と述べた。

「一概に悪いとは言わないが、批判を恐れるスタンスは政治的には正解だと思うが、そういう政治には用はない」と指摘。「賛否が分かれる問題を扱うために我々は代表者を選ぶ。賛否が分かれることから逃げないことが、何より本当は必要だったのではないかと思う」とも述べた。

「東京を動かそう」をキャッチフレーズに掲げているが「(小池都政は)すごく動いているように、一見したら見えるかもしれないが、それは足踏みだったと思う。そういう意味で、動いていないのであれば動かそうというメッセージを込めた」と語った。

また、小池都政下での情報公開への評価について問われると「私の受け止めとしては、勢いが鈍化してきたのではないかと思う」と指摘。「情報公開請求への対応は、黒塗りではなくなったかもしれないが、つまびらかにしきっていないように見える」と口にし「(情報を)公開しようと思うと、簡単です。人が変わればいい。私は前職でそれを経験した」と述べた。

その上で「これまでの(市政や都政)運営が悪かったと言うことは新しい人は言いやすいが、2期、3期やると言いにくくなる。失策をしにくくなるというのが、どうしてもある」とした上で、選挙戦で訴えたいとする「政治の再建」のためには「定期的に人を変えることがいちばんだと思う」とも訴えた。

都知事選にはこのほか、蓮舫参院議員(56)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)ら50人以上が立候補を表明している。

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