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テレ東「激録・警察密着24時!!」BPO放送人権委が審理入り「審理には誠実かつ真摯に対応」

日刊スポーツ 2024年6月19日 16時31分

テレビ東京は19日、23年3月28日に放送した「激録・警察密着24時!!」に不適切な内容があった問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)放送人権委員会が審理に入ったと報告した。「本事案を重く受け止め、審理には誠実かつ真摯(しんし)に対応してまいります」などとコメントしている。

番組では、人気アニメ「鬼滅の刃」の商品に関する不正競争防止法違反事件を取り上げた。実際は3人が不起訴になっていたことには言及せず、「4人が逮捕された」と放送した。また、「逆ギレ」や「今度は泣き落とし」といった刺激的なナレーションや、「“ニセ鬼滅”組織を一網打尽」といったテロップなどの「行きすぎた演出」を多用していた。

同局では「関係者に対しては、おわび放送、ホームページへのおわび掲載、記者会見での謝罪などできる限りの対応をさせていただき、名誉回復に向けて取り組んできました。また、本事案を受け番組のチェック体制の強化、当番組の制作・放送の取りやめ、社長以下担当した役員・社員の処分、社内教育・研修の拡充策を実施しています」。

その上で、「関係者の名誉を傷つけ、視聴者の皆さまに誤解を与えたことを改めて深くおわびするとともに、今後の適切な放送への対策を講じ、信頼される番組作りに努めてまいります」としている。

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