20日に告示される東京都知事選（7月7日投開票）に出馬表明している広島県安芸高田市の石丸伸二前市長（41）は19日、都内の日本記者クラブで行われた主要候補4人の共同会見で、現職小池百合子知事（71）が現在、半額を受け取っている知事給与について、自身が知事に就任すれば「胸を張って、全額いただきます」と語った。
小池氏は就任後、条例を改正した上で半額分を受け取っている。
知事給与のあり方について問われた石丸氏は「私は胸を張って、全額いただく」と、小池氏との違いを強調した上で「一方で、私が知事になれば恐らく、ユーチューブの広告収入で、それなりの金額が稼げると思う。自分の年収くらい、そこで稼いでみたいと思います」と、独自のプランを明かした。
共同会見には、石丸氏と小池氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏（75）、蓮舫参院議員（56）が出席。一方、小池氏は「47都道府県で最も安い知事。これまでも既得権を切ってきており、そういう時はまず、自らの身を切るということを象徴させていただいている」とアピール。蓮舫氏は「議会の皆さんも含めて考えたい」と述べるにとどめた。田母神氏は「元に戻すべき。緊縮財政は景気を良くしない」と述べ、4者4様の回答だった。
都知事選には50人以上が出馬する見通し。