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アグネス・チャン、ユニセフ気候変動フォーラム司会「地球温暖化でキリバスが水没危機」訴える

日刊スポーツ 2024年6月20日 19時44分

ユニセフのアジア親善大使を務める、歌手アグネス・チャン(68)が20日、東京・高輪のユニセフハウスでユニセフ気候変動フォーラム「気候変動は子供たちの危機」パネルディスカッションの司会を務めた。

NHK Eテレ「あおきいろ」SDGsユニットのミドリーズりりあな、あやと、べに、ユニセフのキティ・ファン・デル・ハイデン事務局次長、蟹江憲史慶大大学院教授、リクシル小林智常務とともに、地球温暖化について話し合った。

アグネスは先月30日から今月3日まで、太平洋中部にある33の環礁と島からなるキリバスを訪れた。フィジーでの1泊を経て訪れたキリバスは、地球温暖化により2050年までに水没の危機を迎えている。

アグネスは「地球温暖化が、確実に子供たちに影響を与えている。キリバスのタワラ島は一番狭いところは幅25メートル、標高は3メートルしかない。高潮の時は家に海水が入ってきて、干ばつやサイクロンの問題もある。キリバスが海に沈んでいいのでしょうか。今日はキリバスの問題でも、明日は私たちの問題」と話した。

そして「全ての子供たちに『正しい知識を』」と訴えた。「私もキリバスに行くまでは、ここまで危機が迫っているとは思っていなかった。水が一番の問題で、子供の死亡率も上がっている。行ってみるまで想像できなかったくらい、衛生状態が悪い。キリバスの人たちの夢は『毎日水が飲めること』なんです。今後は、この問題をいろいろなところで話していきたい。政治の力、経済の力を一般の人の声で動かして、変えていけたら」と話した。

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