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小池百合子都知事「コメントは控える」ポスター掲示板占拠問題に回答回避も「思いはみなさんと同じ」

日刊スポーツ 2024年6月21日 16時42分

東京都の小池百合子知事(71)は21日、都知事としての定例会見を開いた。3選を目指して出馬した東京都知事選(7月7日投開票)をめぐり、候補者56人中、特定の政治団体が24人を立候補させた上で、寄付をすれば都内にある約1万4000カ所の掲示板の中で、1カ所にポスターを張ることができるとして「ポスター掲示板ジャック」を敢行していることへの受け止めを問われ「いろんな思いはある」としながらもコメントは避けた。

政治団体の「ポスター掲示板ジャック」について質問を受け「掲示板は、都民のみなさんお目に触れるような場だからこそ効果がある。それに対して、いろんな思いは(一般的な意見を)共通することも多いが、候補者の1人なのでそれについてのコメントは差し控えた方がいいのではないか」と述べた。

「思いは、みなさんと同じと思うが、コメントは控えさせていただきます」と述べ、コメントはしなかったが、疑問を持っている心持ちをうかがわせた。

一方、この政治団体が24人を擁立し、全体の候補者数が過去最大の56人になり、掲示板には48番までに届け出た候補者のポスターしか貼れず、掲示板の増設も行われなかったため、届け出が49番以降の候補者は、掲示板にポスターを張るクリアファイルや画びょうなどが支給され、自分ではって固定する対応を余儀なくされ、候補者間にも不公平さが生じる事態となっている。

小池氏は、新たな掲示板の設置が行われなかったことへの受け止めも問われたが、「公正な選挙を行うために独立して設置されておるのが選挙管理委員会だ。その判断でこういう対応になったと思う。詳細は選管に聞いていただきたい。選管の決定です」と述べるにとどめ、言及はしなかった。

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