東京都知事選（7月7日投開票）に立候補している諸派新人候補のポスターのモデルとなり、ほぼ全裸の姿が掲出された桜井MIUが25日、X（旧ツイッター）を更新。脅迫や殺害予告などを受けていることを明かし、今後の対応について説明した。
桜井は「都知事選掲示板への猥褻ポスター掲示の件以降、SNS等に私、桜井MIU宛へ脅迫や殺害予告の連絡が届いております」と報告。「私の非常識な行動に対するお怒りの表れだと受け止めて反省しておりますが」とした上で、「悪意はともかく、殺意を感じるようなものであるならば、さすがに警察へ相談することになります」との意向を示し、「私としてはこれ以上の混乱を起こし、多くの方に御迷惑をおかけしたい訳ではありませんので、殺意に近い危険を感じる行動はお控え下さるようお願い申し上げます」と自粛を求めた。
また、掲出されたポスターについて「公序良俗に反するからといって、勝手に剥がしたり破られますと公職選挙法で罰せられます」と注意をうながすとともに、「私の猥褻ポスターから都の公序良俗を守るための行動が逆に罰せられるような事があっては申し訳ありませんので、只今、警視庁より猥褻であるとの警告を受けたポスターに関しましては急ぎ撤去し、現在は掲示可能なポスターに差し替えが完了しております」と報告。「しかしながら、もし掲示板に残っている場所を発見されましたら、大変恐縮ですがSNS等にお知らせ下さいませ」と呼びかけ、「速やかに撤去し違反しないものに差し替え致します」とした。
桜井はレースクイーンやイメージガールなどとして活動。当該ポスターは胸や下半身の一部が隠されただけのほぼ全裸の桜井と、「表現の自由への規制はやめろ」などと記された内容で、批判が相次いだことを受け警視庁は告示当日の20日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで候補者に警告を出した。これを受けて、候補者側がポスターを撤去する事態となった。