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都知事選の政見放送で異色内容続出 1分間笑い声と手話通訳・覆面姿・時間切れ

日刊スポーツ 2024年6月26日 5時0分

史上最多56人が立候補している東京都知事選(7月7日投開票)立候補者による政見放送が25日夜、放送され、個性的な主張や内容を展開する候補者が続出した。

告示日に“ほぼ全裸”の女性の画像が写った選挙ポスターを掲出して警視庁から警告を受けた河合ゆうすけ氏は、序盤の約1分間、高い笑い声をあげ続け、カメラに近寄ってどアップで写ったり、机の上にいすを乗せるなどの行動を展開。その間、手話通訳が手を口にあてて笑い声を伝える様子も映された。その後、今の日本の状況を「笑うしかない」と表現し、世襲議員への批判などの持論が展開された。

選挙ポスター掲示版の“ジャック”で物議を醸している「NHKから国民を守る党(NHK党)」の候補者3人も登場。同党候補の1人は黒い覆面姿で登場した。また、同党候補2人はポスター掲示板のスペース開放について言及。1人が熱弁のあまり、「ご静聴…」と言いかけた最後の言葉の途中で放送が打ち切られる場面も見られた。

またソフトウエアエンジニアとしてのAI研究やSF作家としての経歴を持つ安野たかひろ氏が登場し、テクノロジーを通じて「暮らしや政治をアップデートする」との主張を展開。「アキノリ将軍未満」の名の候補も登場し、ここ30年の緊縮政策が日本を衰退させたとして、東京に食料難などの危機が迫る可能性があることなどを訴えた。

都知事選の政見放送は24日夜から、NHK総合で午前6時と午後11時に放送されている。TOKYO MXでも今後、放送される。ラジオはNHKラジオ第1とTBSラジオで放送される。

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