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伊藤匠叡王の相手、稲葉陽八段は早指し得意 7年前の名人戦挑戦者 JT杯

日刊スポーツ 2024年6月29日 16時27分

「第45回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)」開幕戦、伊藤匠叡王(21)対稲葉陽八段(35)戦が29日、仙台市「夢メッセみやぎ」で公開対局として始まった。

伊藤にとっては20日にタイトルを初めて獲得して以来、初めての対局。JT杯は初出場となる。 先手後手を決める振り駒の結果、歩が4枚出て伊藤が先手、稲葉が後手と決まった。3年連続4回目の出場となる稲葉は、2017年(平29)のの第75期名人戦で初めてタイトル戦に登場した。佐藤天彦名人(当時)に2勝4敗で挑戦を退けられたが、前期1クラス下のB級1組から昇級したばかり。名人戦の挑戦権を争うA級初参加で挑戦権を獲得している実力者でもある。13年度の第21期銀河戦、20年度の第70回NHK杯と制している。早指し戦は得意だ。

JT杯は持ち時間各10分。使い切ると1手30秒の秒読みとなる。秒読み後は1分単位で5回の考慮時間がある。

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