タレント坂上忍（57）が30日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜午前10時）に出演。旧ジャニーズ事務所（SMILE－UP.、スマイルアップ）の性加害問題などについて調べてきた国連人権理事会の作業部会が、被害者救済について触れた報告書をめぐる問題についてコメントした。「同年代で若い頃から知っている」というスマイルアップの東山紀之社長への思いも語った。
26日に公表された報告書は、今回の性加害問題を受けた被害者救済について一定の評価をする一方で、ジェンダー問題などで「日本には人権に関する構造的な課題がある」と指摘。「道のりは長い」とも記し、日本政府や同社に対応の見直しを求めた。これを受け、東山社長は27日、「指摘事項を真摯（しんし）に受け止め、改善や徹底に誠心誠意努めてまいります」とのコメントを発表した。
坂上は「こういう問題は、けじめがついたとか、一区切りとかというのはないと思う。ヒガシくんたちの会社ももちろんですが、ぼくらも、メディアも、演者もそうだと思う」と、訴えた。
東山社長を「ヒガシくん」と、かつての愛称で呼びながら「ヒガシくんは同年代で、若いころから知っている。まさか引退するとも思っていなかったし、この立場につくとも思っていなかった」とした上で「本当に大変かとは思うんですけど、なんとか1人でも多くの方々に、ある程度ご納得いただけるような対応を、というのを続けていってほしいと思います」と口にした。