明治天皇の玄孫(やしゃご)で作家の竹田恒泰氏(48)が30日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。パンダ愛好家を敵に回す発言で怒られた。
番組では「来日」をテーマに、オーバーツーリズムや外国人労働者の受け入れなど、さまざまな議論が繰り広げられた。
中国の「パンダ外交」も取り上げられ、竹田氏は「ただの熊」と断言。「脱色して白くして、黒いスプレー塗ったらね、熊だってパンダになるの。シロクマ連れてきて、ちょっと黒くすればパンダなの。中国語でレッサーパンダは小さい熊、パンダは大きい熊。熊ですから」とぶっ放すと、パンダ好きの日本チャップリン協会会長大野裕之氏は「ただの熊、それは違う。あれはパンダです」とピシャリ。
大野氏は3月に死亡した神戸王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」への愛を語り、「タンタンが亡くなってしまって、本当にタンタンファンが悲しんでいるときに、『ただの熊』はない。タンタンファンを敵に回しましたよ」と竹田氏を叱りつけた。
落語家の立川志らくも「パンダをただの熊にスプレー塗ってどうのこうのって発想は、昔のテキ屋がやってたカラーひよこと同じだから、そんなことしちゃいけないよ」とあきれていた。