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ざこばさん生放送でキレさせたメッセンジャー黒田 若手思う心に感謝

日刊スポーツ 2024年6月30日 17時28分

カンテレ(大阪市)は30日、6月12日にぜんそくのため、76歳で亡くなった桂ざこばさんを追悼して、特番「ありがとう!桂ざこば師匠 笑って怒って泣いて」を放送。若手時代、生放送でざこばさんを怒らせたメッセンジャー黒田有(54)が思い出を語った。

番組には「ますだおかだ」の増田英彦、岡田圭右と、ざこばさんの兄弟子だった故桂枝雀さんに師事した一門の桂南光、さこばさんの次女関口まいと親しかった月亭八光らが出演。

南光は、18歳当時に初めてざこばさんに会い「あ、朝丸さんや」と声をかけたところ、「おれの名前知ってる? うれしいな」と笑顔を向けてくれた思い出を明かした。八光は「まいちゃん、人質のようにかわいがってたので、僕のことはかわいがってくれてたと思います」と振り返った。

番組では、同局の「痛快!エブリデイ」「たかじん胸いっぱい」など、ざこばさんのレギュラー番組を放送。その中で、若手だったメッセンジャー黒田が、「-エブリデイ」のロケ集合に1時間遅刻し、おわびに盛り上げようとテンション高く臨んだところ「おれ、二日酔いや」とピシャリ。さらに、生放送でもキレられた思い出を語った。

01年9月、生放送「昼あがり!どまんなか」でのできごと。当時、黒田はレギュラーがほぼなく「(同番組が)唯一で、しかも土曜日の昼の生放送。この番組で自分を立たせないと、次がない。焦りがあったんです」。ざこばさんが何かのタイミングでボケたところ、黒田は「頭をバーンってはたいたんですよ」。

すると、ざこばさんは、真顔で涙目になりながら「わし、お前、嫌いや!」と口走り、本気でキレたという。

焦った黒田は、CM休憩中に「謝りに行った」ところ、ざこばさんは「怒ったけど、一瞬のもんや。若い子は思いっきりやりや」と、黒田の立場をおもんばかって返してくれたという。

直情型でありつつも、人情家だったざこばさんらしい対応に、黒田は感謝していた。

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