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デビュー45周年の田原俊彦がカズから刺激 50周年へ「68歳だけどまだまだ」新曲発表ライブ

日刊スポーツ 2024年6月30日 18時53分

デビュー45周年を迎えた田原俊彦(63)が6月30日、東京・豊洲PITで通算80枚目の新曲「愛だけがあればいい」の発表ライブを開催した。「リリースパーティ」と題したイベントで、ファンクラブ会員を中心に、満員の約1200人が詰めかけた。

開演前に会見した田原は「ファンの方と熱い関係を継続して、50周年も見えています。その時、68歳だけどまだまだ行けるという気持ちです。飽くなき挑戦を続けたい」と意欲満々で話した。

新曲になぞらえ、「自分にとって『愛』の部分は、何ですか」という報道陣の質問に、「裏の僕は『オンナ』。間違いました!。『金』だけあればいい」と、ジョークで笑わせた。だが、すかさず「僕は45年間、お金のために頑張ったつもりはない。ファンの方がいないとステージに立てないですから」と、真剣な表情で話した。

サッカー元日本代表の三浦知良(57)が先日、三重県鈴鹿市に本拠を置くJFL「アトレチコ鈴鹿」に期限付きで移籍し、現役を続行することが発表された。最近も週に3回、一緒にカラオケに行くなど、公私に親しい田原は「(現役にこだわり)サッカーボールと戯れることが彼の人生。カズ(三浦の愛称)はカズなりに突っ走ってほしい。芸能は終わりがあるようでないので、僕も体が続く限り突っ走る」と話した。

イベントでは新曲を始め、「サヨナラを言わせないで」「原宿キッス」など懐かしい曲を中心に10曲を歌った。3曲目の「最高の恋人」では、観客席に降りて、走り回った。「ダンディライオン」では、2人のダンサーを従え、足を高く蹴り上げるなど、衰えを感じさせないダンスパフォーマンスで会場を沸かせた。とはいえ「腰がね、ちょっと痛い…」と笑わせた。

ライブ後は、ファンとハイタッチ会で触れ合うなど、楽しい時間を過ごした。7月20日から埼玉を皮切りに、19都道府県で20公演を行うライブツアーをスタートさせる。「夏が大好きなので、しんどいと思ったことないけど、水分をたっぷり取って頑張る」と気合を入れていた。【笹森文彦】

◆田原俊彦(たはら・としひこ)本名同じ。1961年(昭36)2月28日、神奈川・横須賀市生まれ、山梨・甲府市育ち。79年、TBS系ドラマ「3年B組金八先生」に近藤真彦、野村義男と出演し、「たのきんトリオ」として人気を得る。80年「哀愁でいと」で歌手デビュー。同年の第22回日本レコード大賞で、松田聖子らを抑え最優秀新人賞を獲得。88年のフジテレビ系ドラマ「教師びんびん物語」に主演。主題歌「抱きしめてTONIGHT」がヒット。代表曲は「ハッとして!Good」「原宿キッス」「さらば…夏」「華麗なる賭け」「ごめんよ涙」など。NHK紅白歌合戦は80年から出演辞退するまで7年連続7回出場。身長175センチ、血液型B。

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