兵庫県明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏が30日、東京都知事選(7月7日投開票)に出馬している小池百合子知事(71)の街頭演説会場に姿をみせた。
泉氏は当初7月1日の上京予定を、この日昼に変更。蓮舫前参院議員(56)の街頭演説を聞いた後、JR蒲田駅前で行われた小池氏の演説に足を運んだという。演説後には、聴衆と握手をしていた小池氏が泉氏の存在に気付いて、笑いながら話しかける場面もあった。
泉氏はこれまで蓮舫氏と前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の街頭演説を3回ずつ聞き、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)や他候補の演説にも足を運んだそうだ。日刊スポーツの取材に「いろいろな陣営を回ると、やっぱり(それぞれ)空気が違う。通行している人の反応を見ていると勉強になる。勢いにそれぞれ違いがあって、勉強になります」と語った。
小池氏の都知事選の街頭演説を見るのは、この日が初めてだった。選挙戦のさなかでもあり、具体的な感想には触れなかったが「やっぱり、安定はしていますね」と口にした。
泉氏はこの日朝更新したXに「今日は6月30日(日)。都知事選のラストサンデー。明日の昼から東京での仕事が入っており、明日の朝に上京の予定だったが、急きょ予定を変更して、今日の昼に上京することにした」「どの街頭演説に行くのかは秘密だが、おそらく皆さん、お察しのとおり。現場で見かけても、そっとしておいてくださいね」と、投稿していた。
都知事選には計56人が立候補している。