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小芝風花「目で見て耳で聞いて、吐息なども意識」米大作で6年ぶり2度目の海外映画吹き替え挑戦

日刊スポーツ 2024年7月2日 7時0分

小芝風花(27)が、米映画「ツイスターズ」(リー・アイザック・チョン監督、8月1日公開)の日本語吹替版で声優を務めたことが1日、分かった。

海外映画の吹き替えは、声優デビューした18年の米映画「くるみ割り人形と秘密の王国」以来、6年ぶり2度目。15年「ジュラシック・ワールド」を手がけたチームが作った、ハリウッドアクション・アドベンチャー大作の日本語版主演の大役に挑んだ。

小芝は、英女優デイジー・エドガー=ジョーンズ(26)が演じる、巨大竜巻に立ち向かう気象学の天才・ケイトの声を演じた。「自分のお芝居の感覚とは違うので、すごく難しくて。アフレコ経験のある役者さんに『出ている役者の芝居に徹底する。自分を消すことが一番大事』というアドバイスをいただいたので、なるべく目で見て耳で聞いて、吐息なども意識して演じました」と、外画のアフレコのポイントを経験ある俳優に学んだと明かした。

今作で演じたケイトは、竜巻にトラウマを抱えながらも、友人からの依頼で竜巻破壊計画に協力する、巨大竜巻に立ち向かう寄せ集めチームの一員だ。小芝は、ケイトについて「みんなを救うために巨大竜巻に立ち向かう、ヒーローのような存在なんです。覚悟を決めた時の表情が勇ましいだけではなくて、過去のトラウマを持ち合わせていながらそれでも巨大竜巻に挑む姿が、より勇敢に感じられる女性です」と評した。

劇中では、地球が生んだ“最強モンスター”巨大竜巻ツイスターズが、群れをなして襲来する、猛威と恐怖が描かれる。炎をまとった竜巻や、双子の竜巻、闇夜に忍び寄る竜巻などの映像に、小芝は「大迫力でした! 富士山よりも大きな竜巻が群れになって襲いかかってきて…すごい迫力にワクワクしました。特に双子竜巻がすごかったです!」と驚いた。そして「そもそも竜巻って1つですごく迫力があるのに、それが2つもあって。モンスター級の竜巻がたくさん出てくるので、映画館の大スクリーンで見ないともったいないと思います!」とアピールした。

米俳優グレン・パウエル(35)演じるタイラーの声は、津田健次郎(53)が演じる。アニメの人気作品、役どころを数多く演じる津田にとっても、衝撃的な映像を届けることに命を燃やす竜巻チェイサーは、初めての役どころだ。小芝が演じる聡明(そうめい)で生真面目なケイトとは正反対で、お調子者ながら頼れる性格で2人は最初、対立する。その中で“巨大竜巻を倒す”という同じ使命を持って最大限、竜巻へ近づき、最新のガジェットを駆使した無謀な竜巻破壊計画で最強モンスターへと挑んでいく。

津田は「ただむちゃするだけではなく、竜巻の知識も持ち合わせながら、そこに果敢にチャレンジしていくアツい男です。“いい人”というわけではないのですが、根はすごく明るくて“いいやつ”なので、そういった彼の持つバランスがうまい具合に魅力的に伝わるといいなと思って意識しました」とタイラーを評した。その上で「何よりも楽しそうで、竜巻と戦う恐怖心も当然ある中、自分が望んでやっていることを一筋に貫くところが魅力的でした。自分ももっとお芝居を一生懸命頑張ろうという思いにさせてくれました」と、役に触発された部分も大きかったと明かした。

劇中で描かれる竜巻については「炎をまとった竜巻には圧倒されましたね。車や建物までものすごい力で破壊していくので、それはそれはすさまじい竜巻でした」と小芝同様、驚きを口にした。一方で「竜巻との戦いがベースではありつつ、人間同士のつながりに大きなドラマもあって、非常にエンターテインメント性のある作品になっています」と人間ドラマも見どころだと強調した。

また、ケイトの学生時代の友人で、竜巻リサーチ会社のCEOとして竜巻の研究に励むハビを浪川大輔が演じる。タイラーとともに竜巻チェイサーとして竜巻を追うチームのメンバーは、ブーンを下野紘、リリーを瀬戸麻沙美、ベンを青山穣、デクスターを田中美央、ダーニを朴璐美(ぱく・ろみ)が、それぞれ演じる。ハビとともに竜巻リサーチに励むスコットを江口拓也、ケイトが学生時代、ともに竜巻を研究した仲間ジェブを伊東健人、アディを菊池こころ、プラビーンを仲村宗悟が演じた。ケイトの母親・キャシーを八十川真由野が演じた。

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