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KADOKAWA、ランサムウェア攻撃でN高などの個人情報漏えいを発表し謝罪

日刊スポーツ 2024年7月3日 10時33分

KADOKAWAは、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けて6月8日からシステム障害が発生している問題で3日、文書を発表。

教育コンテンツ・システム提供などを行っている学校法人角川ドワンゴ学園のプログレッシブスクールN中等部、私立通信制高校のN高、S高の一部情報の漏えいが確認されたと発表した。

漏えいした内訳は、N高、S高の在校生・卒業生・保護者のうち、一部の個人情報と、取引する一部のクリエイター、個人事業主および法人との契約書、楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報、一部の元従業員が運営する会社の情報とした。

また、全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)関係会社の一部従業員の個人情報、法務関連をはじめとした社内文書も漏えいしたと報告。「当該学園の在校生、卒業生、保護者をはじめ関係するすべての皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけすることになり、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

KADOKAWAは、ランサムウェア攻撃を受けた件について「ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けた事案が発覚した後、直ちに対策本部を立ち上げ、外部専門機関などの支援を受けながら、情報漏洩について鋭意調査を続けております」と現状を説明。その上で「その最中、この攻撃を行ったとされる組織が、当社が保有する情報の一部を漏洩させたとする旨の主張があり、当該組織が公開した情報の検証を鋭意進めております」とした。

そして「なお、当該組織が主張するウェブサイトへのアクセスやデータファイルのダウンロードなどの行為は、マルウェア感染などの危険がありますので、ご注意いただきたく存じます」と注意を促した。

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