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鈴川紗由「バンドを組んでみたかった」アニメ映画「きみの色」で疑似体験?やす子「実写化だ~」

日刊スポーツ 2024年7月3日 20時26分

鈴川紗由(18)が3日、都内で行われた、アニメーション映画「きみの色」(山田尚子監督、8月30日公開)ジャパンプレミアに登壇した。

登壇者らは夏らしく、浴衣姿で登場。鈴川は主人公で、子どもの頃から人が「色」で見える高校生の日暮トツ子の声を演じる。「トツ子はいつも明るく周りを巻き込んでいくキャラクター。すごくポップでかわいらしいと思います」とにっこり。「終盤のライブシーンは音楽と山田監督の美しい色がぐっと詰まった、見るだけで感情があふれ出してしまう魅力があります」と熱弁した。

トツ子と同じ学校に通っていた美しい色を放つ作永きみ(声=高石あかり)、音楽好きの影平ルイ(同=木戸大聖)の高校生3人がバンドを組むことになる。仲間との間で交錯する友情と恋心が描かれている作品だ。

高石は「山田監督の描く絵の表現がすごくキラキラしていて美しい。(登場人物の)感情が高ぶったり、あふれたシーンに特に注目してほしいです」。木戸は「音楽と色によってできあがる世界を楽しんでいただけたらうれしいです」と話した。

七夕が近いことから、それぞれ大きな短冊に願いを書き込み披露した。鈴川は「バンドを組みたい」といい、「高校生の時からバンドを組んでみたかったんです。今回疑似体験じゃないですけど、(作中で)バンドを組ませていただけた」と話した。司会者から「(高石、木戸と)3人で組んでみては?」と提案され、「いいんですか!?」と笑顔。やす子も「実写化だ~」と喜んだ。

鈴川、高石、木戸、やす子(百道さく役)は今作で声優デビュー。声優の寿美菜子(32)は、4人について「みなさんのナチュラルさ、キャラクターが生きてました。すごくすてきですよ、皆さん楽しみにしていてください!」と大絶賛。4人は「ハードルが…」と照れ笑いしつつ感謝した。

同作は第26回上海国際映画祭ではアニメーション部門の最優秀作品賞を受賞。山田監督は受賞時を振りかえり「こういうのってこっそり(事前に)教えてもらうものだと思ってたんですけど…。動揺しました」と照れ笑い。「トロフィー、すごく重たかったです。物理的にもですし、みんなでとった賞なので、その気持ちが重みになってすごくうれしかったです」と笑みをこぼした。

主題歌はMr.Childrenが同作に書き下ろした「in the pocket」。

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