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バイデン大統領、トランプ氏にTV討論会完敗も…ジル夫人がヴォーグ誌8月号の表紙飾り物議

日刊スポーツ 2024年7月4日 10時46分

5月27日に行われた米大統領選候補による第1回テレビ討論会で、バイデン米大統領が共和党候補のトランプ前大統領に完敗し、交代論が沸き起こる中、ジル・バイデン米大統領夫人(73)がヴォーグ誌8月号の表紙を飾って物議を醸している。

「私たちの未来は自分たちで決める」とキャッチコピーが書かれた表紙に、夫人はラルフローレンのクリーム色のタキシードドレスで登場。記事は討論会前に行われたインタビューと写真に焦点を当てているが、討論会の結果を受けた電話インタビューで「この90分間で彼が大統領を務めた4年間を定義するつもりはない。私たちは戦い続ける」「常に国家にとって最善のことをしている」と夫を擁護したことも紹介している。

しかし、表紙を飾ったタイミングが討論会でのバイデン大統領の不安定なパフォーマンスが民主党や支援者をパニックに陥れたと報じられた直後だったことから「何年も夫の認知症を隠蔽(いんぺい)し、高齢者虐待の罪を犯しているジル・バイデンがヴォーグの表紙を飾っている」などネットには批判が殺到。トランプ前大統領の妻メラニア夫人を引き合いに「メラニア・トランプは5か国語を話す本物のスーパーモデルだが、ヴォーグの表紙を飾ったことはない。一方のジル・バイデンは世界の舞台で残忍な高齢者虐待の罪を犯し、ヴォーグの表紙を2度飾った」「ジル・バイデンはどういうわけかヴォーグの表紙を飾り、メラニア・トランプにはその機会が与えられなかったことは不条理」などのコメントも寄せられている。

ヴォーグ誌のアナ・ウィンター編集長は長年の民主党支持者であり、大統領のために何度も資金集めイベントを開催してきたことで知られる。同誌の代理人は、8月号はバイデン大統領夫人が成し遂げた素晴らしい仕事と24年以降の最も緊急の問題を取り上げているとニューヨーク・タイムズ紙に述べている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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