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【将棋】西山朋佳女流3冠「積極的な選択を」即断!プロ棋士編入受験を表明 史上初の女性棋士へ

日刊スポーツ 2024年7月4日 17時24分

将棋の西山朋佳女流3冠(29)は4日、東京都渋谷区の将棋会館で指された朝日杯オープン戦1次予選で阿部光瑠七段(29)を破り、プロ棋士相手の直近の公式戦成績を13勝7敗とし、プロ棋士編入試験を受けるのに必要な「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、受験資格を得た。女性で受験資格を得たのは福間香奈女流5冠(32)に続き2人目。

午後2時から同1次予選2回戦で佐々木大地七段と対戦。119手で敗れた。終局後、取材に応じた西山は受験するかどうかについて「はい」と即答。「受験をさせていただこうと思います」と強い決意を示した。受験資格を得た午前の阿部戦後に日本将棋連盟に受験の意向を伝えたという。1カ月以内に正式書類を提出することになる。

若手棋士5人が「試験官」を務める棋士編入試験5番勝負に挑み、3勝すれば合格となる。

資格獲得には「目の前の一局一局をしっかりと指そうという意識だった」と振り返った。即断には「積極的な選択をしようかなと思った」と話した。

将棋界の女流棋士はプロ棋士とは別制度で、長い歴史の中で棋士になれた女性は現在までいない。

西山が3勝すれば合格となり、史上初の「女性棋士」が誕生する。

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