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村本大輔「今、期日前書いてきた」都知事選の投票者明かす 小池知事に「卒業の喜び教えたい」

日刊スポーツ 2024年7月6日 17時14分

ウーマンラッシュアワー村本大輔(43)が6日、東京・ユーロスペースで、自身に密着したドキュメンタリー映画「アイアム・ア・コメディアン」(日向史有監督)初日舞台あいさつに、拠点を置く米ニューヨークから帰国して登壇した。檀上で、翌7日投開票の東京都知事選挙の期日前投票をしてきたこと、投票したのは「蓮舫」と蓮舫氏(56)だと明らかにした。

村本は、17年のインターネット番組「ABEMA Prime」出演以降、政治をネタに盛り込んだり政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、テレビへの出演が激減したが、この日も歯に衣(きぬ)着せぬ政治トークを展開、都知事選について聞かれると「今、期日前、書いてきましたよ。蓮舫」と即答。客席から笑いと拍手が起こると「日本って本当、気持ち悪くて。米国人は皆、この人に入れると名前、出すのに。日本の芸能人とか、選挙に行こうとか言うじゃないですか? (投票は)誰に? と思いますよね。選挙に行こうと言うのはアバウト」と、日本の芸能人が投票を促すような発言をしながら、支持する政治家を口にしないことに疑問を呈した。

村本は「蓮舫さんも、いろいろ、ちょっと、う~ん…というのはありますけど、あの中やったら蓮舫さん。歴史のこととか…朝鮮人の人が虐殺された日に追悼文を送ったりとか、LGBTQのヤツとか」と口にした。

一方で、現職の小池百合子都知事については「ニューヨークやロンドンの人は、東京を格好良いと言うけれど…プロジェクションマッピングとか、ギラギラやってるじゃないですか? 格好良いって、1人1人のことを大事にするとか、歴史のことをちゃんと見ることとか。東京は今、焦点がズレている気がする」と、まずは現状の都政に首を傾げた。その上で「小池さんに、卒業の喜びを教えてあげたいなと。卒業って、こんな気持ちなんだと…どういう回路、カイロなのか?」などと言い、客席を爆笑させた。

映画は、2013年(平25)「THE MANZAI」で優勝後、テレビの稼働が翌14年に130本、15年に200本、16年に250本と例年、200件前後で推移してきたが、コロナ禍の20年には、ついに1本と激減と、テレビに居場所を失った村本に、日向監督が19年から密着。劇場、ライブに活路を見いだし、スタンダップコメディーを追求する。本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実を3年間、記録した。撮影開始から3年後の22年に完成し、23年10月には東京国際映画祭で上映されたが、配給が決まらず、公開がずれ込んだ。

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