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【王位戦】”ダブル永世”を狙う藤井聡太王位が45手目を封じる 構想力問われる将棋に

日刊スポーツ 2024年7月6日 18時52分

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第1局が6日、名古屋市の「徳川園」で始まり、午後6時過ぎ、先手の藤井が45手目を封じて1日目を終えた。

戦型は雁木模様の出だしから、渡辺が左美濃、矢倉の両面作戦に。「作戦家」の異名通り、渡辺が作戦を練ってきた。序盤の駒組みから心理戦が繰り広げられ、お互いが長考を繰り返した。じりじりとした将棋となり、駒がぶつかることなく、午後6時を迎え、藤井が「封じます」と静かに告げた。形勢は互角。構想力が問われる将棋となり、藤井の「封じ手」に注目が集まる。

午後の「勝負おやつ」は両者とも「こぐまくんケーキ」を注文。今シリーズからおやつを対局室で食べている渡辺は、豪快にパクパクと早食い。藤井のおやつは控室に用意された。

藤井は王位5連覇と「永世王位」の資格獲得(連続5期または通算10期)がかかり、「永世棋聖」に続き、“ダブル永世”を狙う。王位初挑戦の渡辺はタイトル奪取を目指す。2日目は7日午前9時に再開する。【松浦隆司】

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