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東京都議補選も選挙戦最終日迎える 8選挙区に擁立した自民党の獲得議席数が焦点 7日投開票

日刊スポーツ 2024年7月6日 23時49分

東京都知事選と同じ7月7日に投開票される東京都議補選は6日、選挙戦最終日を迎えた。

都議補選は計9選挙区(江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩)で行われている。裏金問題への逆風が吹いたままの自民党は、南多摩をのぞく8選挙区に公認候補を擁立したが、どこまで議席を獲得できるかが、1つの焦点になっている。

中でも、都知事選では現職の小池百合子知事を支援する自民党と都民ファーストの会が、都議補選では中野区、北区、板橋区でそれぞれ候補者を擁立し、議席を争う「ねじれ」の展開に。特に中野区では、自民党の元中野区議、出井良輔氏(51)と、小池氏の側近で、都民ファ代表も務めた元都議の荒木千陽氏(42)が対決する、「ねじれ」を象徴する構図。都知事選で蓮舫前参院議員(56)を支援する共産党は元中野区議の長沢和彦氏(62)を擁立し、無所属のマエキタミヤコ氏(60)も立候補しており、大激戦が伝えられる。

この日、当初の予定では、井出氏には自民党の茂木敏充幹事長、荒木氏には小池知事が応援に入る予定だったが、夕方前後に都内を襲った猛烈な豪雨の影響で、茂木氏は羽田空港から中野に移動できず、小池氏は都庁に戻り危機管理対応に当たったため、ともに応援に入ることはできなかった。

都議補選の結果は、来年の秋までには行われる衆院選に向けた現段階での各党への有権者の評価や、今秋の自民党総裁選への再選出馬を見据える岸田文雄首相の今後にも、影響するとみられている。

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