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サンモニ評論家、都知事選に苦言も「次の日本の政治のマグマみたいなものが見えてくる」

日刊スポーツ 2024年7月7日 9時17分

政治評論家で多摩大学学長の寺島実郎氏が7日放送のTBS系報道番組「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、この日投開票を迎える東京都知事選について言及した。

膳場貴子キャスターから「この都知事選について、寺島さんは一言言っておきたいことがある、と」と話題を振られると、レギュラーコメンテーターの寺島氏は「この選挙の本質というのは、現職3期目の選挙ですから、本当は現職に対する信任投票なんですよ。ですから我々が見ておかなくてはいけないのは、信任が得られるのか、つまり都民の過半数がこの継続を支持しているのか」と訴えた。

その上で「ただし不思議なのは、政党が見えないというか、後ろに政党が控えていて、本来、都知事が登場してきた時に、支えていた構図とは全く違う構図になって展開している」とした。

さらに「しかも本当の意味での政策論争はない。政策科学的に言って、東京一極集中を含めて、東京をどうする、ということのプランをぶつけあっているワケでもなんでもないんですね」と断言し「その限界、日本の政治の今、置かれている状況をあぶり出していると思う」と苦言も呈した。ただ「たぶん、この状況の中から、次の日本の政治のマグマみたいなものが、どういう方向に行くのか見えてくるのかな、と僕は見ている」と指摘した。

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