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【都知事選】午後8時小池氏当確に「え?」蓮舫氏「私の力不足」支援者「ひとり街宣」も現職の高い壁

日刊スポーツ 2024年7月7日 21時38分

「小池都政のリセット」を掲げて挑戦した蓮舫氏(56)は、及ばなかった。都内の陣営の開票センターでは、午後8時に小池氏当確の報が流れると、詰めかけた関係者、支援者らから「え?」とのつぶやきが漏れ、重い沈黙が長く続いた。登場した蓮舫氏は、結果・敗因について「じっくり考えさせてもらいたいが、私の力不足に尽きると思います。申し訳ない」と答えた。選挙戦については「やれるだけのことをやりきった」と振り返った。小池氏に対しては「公開討論会ができなかったのは残念な思い」と強調。「若い人に視線を向け、新しい政策を打っていただきたい」とも注文した。

選挙では、行政改革とセットにして若者を豊かにする少子化対策などを掲げ、「オープンで公平な都政」「政官業の癒着を疑われない都知事」などの必要を訴えた。小池氏が街頭演説を控えたことを受け、途中からは「会いに行ける蓮舫 会いに行く蓮舫」を掲げ、都民との距離の近さを強調。支援者からは「ひとり街宣」と呼ばれる新たな支援の形が生まれるなど、従来にない風景も生んだが、現職の高い壁を越えることはできなかった。

蓮舫氏には、次期衆院選に「くら替え出馬」するのではとの見方もある。今後について問われると「今日は思いが届かなかった結果が出た日。何が足りないのか、考える時間をください」と答えていた。

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