任期満了に伴う東京都知事選は7日、投開票され、現職の小池百合子知事(71)が3選を果たした。「小池都政のリセット」を訴えた蓮舫前参院議員(56)や、人気の前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)ら55人を寄せ付けず、七夕大乱戦を制した。
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小池氏は当確の一報が出た後の共同インタビューで、蓮舫氏が予算の使い方として疑問を呈していた都庁舎壁面を使ったプロジェクションマッピングについて、引き続き継続することに意欲を示した。
コロナ禍を経て、インバウンドの外国人観光客が増えていることに触れながら「東京のナイトタイムエコノミーに力を入れている。都庁広場にだれもいなかった所が、週末には多くの方がいらしている」と強調。「これからも楽しんでもらえるような東京の新しい名所づくりを進めたい。予算については詳細にお伝えしたい」と述べた。民放テレビ局とのインタビューでも「無から有を生んでいく。これからコンテンツも増やしていきたい」と述べ、意義を強調した。
プロジェクションマッピングをめぐっては、蓮舫氏が関連予算が2年で48億円にのぼるとして、見直しを求めていたほか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は候補者討論会で「全否定します」と指摘していた。