読売テレビが7日、ぜんそくのため急死した落語家桂ざこばさんをしのび、レギュラー出演していた「そこまで言って委員会NP」の特別編「さようなら、そしてありがとう 桂ざこばさんを偲んで…」を放送。長く同番組で共演していた山口もえ（47）が秘話を明かした。
山口は、収録前、ざこばさんにあいさつに行くのが恒例だったと言い、「必ず『もえちゃん、今日もかわいいね』ってほめてくれて、緊張ほぐれて、収録に向かえた」。ある時、ざこばさんは「今日の衣装似合ってるね。おっちゃん買うたる」と口にし、近くにいたスタイリストから番組衣装を購入して、即金で払ったという。
「このズボン似合ってるからって、その場でスタイリストさんにお金払ってくださって」と感謝しつつも「でも、トップスは買ってくれなくて。トップスも買ってほしかったな（笑い）」。猪突（ちょとつ）猛進する性格そのままに、ボトムスが似合うと思えばそれしか、目に入らなかったようだ。
また、長い共演期間の中で、結婚、出産、離婚、再婚を経験した山口。ちょうど、山口が離婚した時期に、ざこばさんの次女まいさんも離婚したころだったと述懐した。
「私が離婚したとき、気にかけてくださって。ちょうど、お嬢さまが離婚したときと時期が近かったんですね。飲みに誘っていただき、行くと、初恋の話になって。話が進んでいくと、初体験の話になって。同じことが続くので、私どうしたらいいんだろうって」
山口も困惑するばかりだったが、当時を「ずっと、同じ話を聞いていて。初体験の女性の方は年上で、ほんとによかったという思い出をずっと語ってました」と振り返りつつ、気遣いの人・ざこばさんに感謝していた。