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【都知事選】石丸伸二氏が今後のプランに言及「すべての選択肢はテーブルの上にある」

日刊スポーツ 2024年7月7日 22時34分

任期満了に伴う東京都知事選は7日、投開票され、現職の小池百合子知事(71)が3選を確実にした。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は届かなかったものの、報道各社の出口調査では蓮舫前参院議員(56)らを上回る支持を集めており、最終結果では2位を狙える勢い。一躍、政界の「風雲児」に躍り出た。

石丸氏は午後7時49分に新宿区内の会場入り。敗戦の弁では「都民の総意が可視化された。それだけ」と冷静に受け止めながら、「私のチームは本当に全力を尽くした。胸を張って、できることは全部やったと言い切れます」と晴れやかな笑みを浮かべた。

銀行員を経て「政治とカネ」に伴う安芸高田市長選で初当選。市長を1期4年務め、都知事戦に挑んだ。2度目の選挙は現職の壁に阻まれたとはいえ、首都東京の「七夕決戦」で56人が乱立立候補する激戦で、2位に入れば「大善戦」ともいえる。早くも今後の動向に注目が集まり、会見では「今後の政治活動は?」を問う声が挙がった。

石丸氏は「まだ決めておりません」と今後の政治活動は未定としながらも、国政への出馬については「選択肢としては当然考えます。たとえば広島1区。岸田首相の選挙区です」とプランの一部を明かすと、支持者で埋まった会場がドッと沸いた。

また4年後の都知事選への再挑戦、来年に控える都議選で「石丸新党」を立ち上げる可能性も問われた。こちらも「可能性はあります。ただ、決めてはない。すべての選択肢はテーブルの上にある。4年後にはいろいろなことがあるだろうし、そのときの情勢次第です」と、含みを持たせるにとどめた。そして「そもそも明日、太陽が爆発する可能性だってあるわけですし」とニヤリと笑い、「石丸旋風」を再び吹かせる日まで、雌伏の時を過ごす。

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