東京都選挙管理委員会によると、7日に投開票された東京都知事選の投票率は、60・62%となった。前回2020年の55・0%を5・62%上回った。
最近の都知事選では、猪瀬直樹氏が初当選した2012年12月の都知事選の62・60%以来、12年ぶりの60%台となった。今回3選された小池百合子知事(71)が最初に出馬した2016年の59・73%をも、上回った。
今回は、都知事選史上最多の56人が立候補し、一部政治団体によるポスター掲示板ジャックや、ポスター、政見放送の内容をめぐる混乱などもあって、告示直後から高い関心が寄せられた。SNSなどでも「選挙に行こう」という呼びかけが多く見られたほか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)ら無党派層の高い支持を得た候補者の存在などもあって、無党派層の投票が投票率を押し上げた可能性もある。