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田崎史郎氏、石丸伸二氏の広島1区出馬論「面白い」と評価 岸田首相の地元「接戦の選挙区に」

日刊スポーツ 2024年7月8日 11時42分

政治ジャーナリスト田崎史郎氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、7日に投開票された東京都知事選で大躍進した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の国政進出論を「面白い」と評した。

都知事選は現職の小池百合子氏(71)が291万8015票を獲得し、前回2020年の366万1371票から約74万票減らしたものの、3選された。2位の石丸氏は165万8363票と躍進し、当初小池氏との事実上の一騎打ちとみられた前参院議員の蓮舫氏(56)は128万3262票と、まさかの3位で惨敗した。

田崎氏は、石丸氏が2位と大躍進したことについて「これは驚きました。1、2週間前の世論調査では3番手だったのが、どんどん伸びてきて2位になった。これは今回の選挙の大きな特徴です」と指摘。一方、落選が決まった7日の記者会見で、石丸氏が今後の政治活動について問われ「まだ決めていない」とした上で、選択肢の1つとして岸田文雄首相の地盤、広島1区からの衆院選出馬をあげたことを受け「出馬されるということなら、面白いと思う」と述べた。

「広島1区に府中町という町があるが、5月の町長選で岸田さんが推す候補者が負けている」と、岸田首相のおひざ元で自民党候補が敗れた5月の府中町長選の結果を指摘。「(岸田首相の地盤は)盤石のように見えて、そうではないところがある。石丸さんが立てば、非常に注目された接戦の選挙区になると思う」とも述べた。

また、小池氏の勝因について「自民党の議員や支援者に聞くと、小池さんはちょっとどうかと思っていたが、蓮舫さんを勝たせるわけにはいかないと。蓮舫さんの登場が、結果的に小池さんにプラスにはたらいたと思う」と、分析。「蓮舫さんは小池都政のリセット、反自民、非小池からスタートしたが、小池さんからすると自民党と近いとみられることが大きなマイナスになるということで、自民党との関係をできるだけなくすよう苦心されていた」とし、小池氏のイメージ戦略勝ちだとの見方を示した。

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