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安倍氏銃撃2年 「安倍さんを失ったのは大きな損失」 世耕氏ら有志議員が事件現場で黙とう

日刊スポーツ 2024年7月8日 13時19分

安倍晋三元首相が奈良市で銃撃されてから2年となった8日、現場となった奈良・大和西大寺駅前に設置された献花台には、朝から多くの人が花を手向けた。

事件発生時刻の午前11時半ごろには、自民党派閥の裏金事件で処分を受けて離党した世耕弘成前参院幹事長、片山さつき参議院議員、松川るい参議院議員ら約20人の自民党安倍派の有志議員らが訪れ、黙とうをささげた。

山本順三参議院議員は取材に応じ「だれかが呼びかけたわけではなく、仲間たちと現場に行って黙とうをささげたいと、自然発生的にこのような動きになった。リーダーだった安倍さんを失ったのは大きな損失」と語った。

大阪市から来た女性(74)は「好き嫌いはあるかもしれないが、安倍さんのリーダーシップがあれば、いまの日本の政治はもう少し変わっていたかもしれない」と残念がった。

安倍氏を手製銃で銃撃し殺害したとして殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)は母親が教団に多額の献金をしたことで生活が困窮した。「(教団を韓国から)招き入れたのは岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」と供述したとされる。

事件発生現場に向かって両手を合わせた奈良市の会社員男性(50)は「2年がたっても、事件のことは1日も忘れたことがない。何があっても暴力で人の命を奪うのは絶対に許されない」と憤りを隠せない様子だった。

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